暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
艦娘と提督とスイーツと・66
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チリ、全部聞かせてもらったでち』

「俺はお悩み相談員じゃねぇんだがなぁ」

『部下のメンタルケアは立派な上司の仕事でちよ』

「まぁ、後は好きにしろ。ただし、やり過ぎるなよ?」

『わかってるでち。身の程知らずな若者に、ちょっとした教育的指導をしてやるだけでちよ』

「……本音は?」

『可愛い妹分を泣かせた落とし前はとってやるでち』

「お〜お〜、部下思いになったもんだなでち公」

『でち公って呼ぶんじゃないでち!』

 そこでブツリと通信が切れた。最近、まるゆの様子が可笑しいってのは聴いてたが……まさかこんな事になっていようとはな。

「やれやれ、俺もまだまだだねぇ」

 そうぼやいて、煙草を咥える。後日潜水艦達と一部の駆逐艦による演習が執り行われ、駆逐艦達は軽くトラウマになるほどにボコボコにされたらしい。以来まるゆの姿を見ると怯えた様子が見られるようになったと、まるゆ本人から半べそで相談を受けたのはまた別の話だ。やり過ぎだぞ、でち公。



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