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【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
見逃すのも隠れて震えているのもアレなので、魔法を使ってみた
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る程度その魔法を使う人物の【意思】によって作用される。
異世界人の場合、【魔法により近い】ために魔法のコントロールが簡単にできるらしく、後はこの事前に作っておいた紙を取り出し、スケッチブック丸ごとに魔法が流れないようにして、その紙に魔法を流して、
「【聖槍の雨】」
魔法の名前を口にする。
ここにある物には基本的には発動条件を、【魔法の名前】にしている関係で呟かないといけない。
他にも別の発動条件にしたものもあるが、基本はこれ。
何故こうしているかというと、どの真帆ぷが自分にとってわかりやすいのか、という事と、間違って魔力(魔法を使うためのこの世界での力)を流してしまった場合の【暴発】を防ぐためだ。
そして持っていた魔法陣が淡く金色に光り、崩れ、一つの球のような形をして先ほどの怪物たちの上空に飛んでいく。
目的の場所に到達して破裂して、次々と光の槍のようなものが降り注ぎ、怪物たちに突き刺さって霧散する。
一斉に降り注いだそれで充分数が足りたらしく、周りに隠れていたらしき怪物も数体倒されたようだった。
少し待ってみたが、他に別の怪物が襲ってくるはずはない。
大丈夫そうか、どうしよう、彼女たちに声をかけるべきか?
いや、かけないで何食わぬ顔で余計な事を言わず通り過ぎれば、これからの生活に都合がいいのではないか?
一応助けるだけ助けたし、これでいいな。
そう俺は一人納得して歩いてき、何事もなかったかのように彼女たちの方を通り過ぎようとした。
すでに馬車はその場を離れていたらしい。
そう思いながら歩いて俺は彼女たちの方に軽く会釈をして、美人だ、といった感想を持ちながら通り過ぎようとした。
が。
「待ちなさい」
「ひぃ!」
そこで、強い力で俺は襟首をつかまれたのだった。
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