第十三話 希望の親その六
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固めた。そうしてだ。
そのうえでだ。千春に顔を向けて言ったのである。
「今も勉強してるしね」
「学校のお勉強自体をだよね」
「もう。勉強のことでもね」
それでもだとだ。希望は顔を正面に戻してからだ。そして千春に答えたのである。
「頑張るよ。実際にね」
「そうするんだね」
「馬鹿にされることは気にならなくなったよ」
それはもう卒業していた。
「けれどね」
「それでもなんだ」
「うん、僕は頑張れることには何でも頑張るよ」
「学校のお勉強はそれになったんだ」
「そう、そのうちの一つにね」
なったとだ。千春に話したのである。
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