第二章
[8]前話
若いカメラマンの頭の上、寝て撮影しようとするところにだった。
白い虎の子が来ていた、ジェラルドはその画像について話した。
「これは動物園で親達を撮影していると傍にいた子供がです」
「来たんですか」
「はい、こうした画像もあります」
今度は寝そべって撮影しているジェラルドのカメラの上にだった。
ミミズクが立っていた、ここで彼はどんどん画像を送ったが。
ジェラルドも彼の同僚達もだった。撮影しようと構えている時に。
カメラマンの近くに来たり前からスコープを覗き込んだり横からカメラを見てだった。そうしてでだった。
カメラマン達の傍にいた、その生きもの達は。
アザラシや虎の子、ミミズク以外にもだった。チーターやチンパンジー、二匹の熊、狐、小鹿に狼にペンギンに猿達もいた、実に多くの生きもの達がだ。
カメラマン達の傍にいてだった、実に自然に寄り添っていた。緑川はその光景を見てそのうえで言った。
「面白いですね」
「そうですね、撮影をしていると危険もありますが」
「こうしたこともあるんですね」
「はい」
こう緑川に話した。
「だから面白いです」
「そうですか、大変なことがあっても」
「面白いことがあります、仕事は何でもそうですね」
「どんな仕事でもですか」
「大変なこともあれば」
それと共にというのだ。
「面白いこと楽しいこともあります」
「そういうことですね」
「ユーチューバーも同じですね」
「何かと大変なこともありますが面白いです」
緑川はジェラルドに笑顔で答えた。
「実際に」
「そういうことです、ですから」
「それで、ですか」
「やっていけます、あと何かお聞きしたいことはありますか」
「それはです」
緑川はジェラルドにさらに問うた、そしてだった。
二人はネットで会話をした、後日緑川は自分の動画でジェラルドとの話を詳しく彼から貰った画像まで出して紹介した、その後でジェラルドに彼の話は好評だったと話した。すると彼は緑川に笑顔を見せた。そうして今度日本に来た時にどういった生きものを撮影したいか話した、その会話も実に楽しいものであった。
カメラマンの傍に 完
2021・5・19
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