第二章
[8]前話
マックの優しい顔と声そして目の光を見てだった。
彼について行った、彼は自分のフェイスブックやツイッターでだった。
犬の今の居場所を知らせた、調べたら彼が雄犬であることも。そして同僚達に犬のことを話してだった、飼い主が見付かるまで預かってもらうことになった。
マックは犬にご飯と水をあげてだった。いつも優しい声をかけて時間が空いている時に散歩をした。そうしていると。
黒髪の少し太った女性と金髪のがっしりした体格の男性二人共青い目の彼がそれぞれ小学生位の黒髪の男の子と小さい金髪の女の子を連れてやって来て。
そうしてその犬を見てマックに話した。
「この子うちの子です」
「ボストンっていうんですが」
「あっ、私ジョン=リューバックといいます」
「妻のパウリーナです」
「それで息子のフィリップと」
「娘のゾフィアです」
子供達の紹介もした。
「急にいなくなってです」
「探していたんですが」
「間違いないです」
「この子です」
「ワンワンワン!」
ボストンと言われた犬もだった。
彼等を見て立ち上がり尻尾を振っていた、マックもそれを見てわかった。
「そうですね、この子はお宅の子ですね」
「まだマイクロチップを付けていなくて」
「それで居場所が中々わかりませんでしたが」
「ここにいたんですね」
「ツイッターで知りました」
「知り合いが連絡してくれ」
「それで、です」
こうマークに話した。
「会えてよかったです」
「ずっと心配していましたけれど」
「大事にしてくれていたんですね」
「丸々としていて毛並みもいいです」
「実は」
マークは二人にボストンを保護した状況を話した、すると。
夫婦は項垂れて言った。
「そんなことがあったんですね」
「どうしていないかと思ったら」
「そうですか」
「その二人が攫ったんですか」
「多分悪戯で。ですが再会出来てよかったです」
マークはこのことを素直に喜んで述べた。
「もうこんなことがない様に」
「していきます」
「これからは」
二人も約束した、見れば。
子供達はボストンに近寄って彼と笑顔で遊んでいた。
「ボストン、会いたかったよ」
「元気で何よりよ」
「ワンワン!」
「ずっと幸せにな」
マークはボストンに笑顔で言った、そして。
彼は一家に連れられて自宅に帰った、そして後日一家から彼にマイクロチップを付けたと連絡があった。もう二度とこんなことが起こらない様に。
バスの中にいた犬 完
2021・5・19
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