第一章
[2]次話
教会と家で
アラバマ州マディソン郡ハンツビルに住んでいるジゼル=ボーディン=リコンズは今サン=セバスチャン教会での知人の結婚式に出ていた、そして。
式が終わるとあることがあって家にすぐに帰った、交際相手のシモン=エルバドットは黒いストレートの髪に黒い目で浅黒い肌と小柄ながらスタイルのいい彼女がドレス姿のまま帰ってきて驚いた。
「もう帰って来たのか」
「事情があってね」
ジゼルは黒のパーマで黒い目で一七三程の背でラテン系独特のメリハリのある顔立ちの彼に対して答えた。
「それでなのよ」
「すぐに帰って来たんだね」
「普通の服に着替えないでね」
ドレスのままでというのだ。
「お買いものもね」
「しないでなのね」
「それでなのよ、だってね」
「ニャ〜〜〜・・・・・・」
ジゼルはシモンにあるものを見せた、それは。
白で耳のところが茶色になっている子猫を見せた、その子猫は。
まだ子猫それもまだ臍の緒が付いたままだった、目も開いていない。シモンにその子猫を見せて話した。
「教会の駐車場にいたの」
「それで助ける為になんだ」
「お家に帰ったの、今から動物病院に行くわ」
「じゃあ俺も一緒に行くよ」
シモンはジゼルにこう答えた。
「そうするよ」
「ええ、じゃあね」
「産まれたばかりの子猫だ、急ごう」
こう話してだった。
二人はその子猫を連れて動物病院に行った、そしてだった。
診てもらうとだ、獣医は二人に言った。
「別にです」
「健康の問題はないんだ」
「そうなのね」
「ええ、産まれたばかりなので暫くこちらで預かりたいですが」
それでもとだ、獣医は二人に話した。
「それでもです」
「健康上問題なくて」
「このまま育っていきますか」
「ただ。教会の駐車場にいたそうですが」
獣医は見付けたシモンズに話した。
「よく見付けて連れて来てくれました」
「このままだとですね」
「産まれたばかりでしたから危険でした」
そのままだと、というのだ。
「本当に。それでこの娘は雌ですがこれから」
「うちで飼おうか」
シモンは獣医に応えシモンズに提案した。
「そうしようか」
「私もそう言おうと思っていたわ」
「それじゃあ」
「この娘は私達の家族よ」
二人で決めた、そしてだった。
子猫は退院したらすぐに二人に家族として迎えられた、セビと名付けられてそのうえで二人と一匹での生活をはじめると。
シモンもシモンズも勤務先の行瀬木が上がり二人の仕事ぶりが評価され。
給料は上がり出世さえした、それで二人は話した。
[2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ