第百九十八話 先んじればその六
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「国家連合を結ぶで」
「わかりました」
アルフィアンも応えてだ、そしてだった。
シンガポールは今度はシンガポールでの会談をしようと話して四国の星の者達を空船でシンガポールに招いた、そのうえで。
海が見える庭で場をもうけて彼等に話した。
「来てくれて何よりな」
「あの、お話は聞きましたけど」
チュットがまず口を開いた、見ればリーの横にはアルフィアンがいる。
「国家連合として共存共栄で、ですか」
「これからはやっていきたい」
リーはそのチュットに答えた。
「五ヶ国でな」
「そしてまずはですね」
ブッパースウォングもリーに言った。
「勢力として一つになり」
「一角の勢力になってな」
「そうしてですね」
「東南アジアの他の国に対してく」
「タイやベトナムと」
「まずはマレーシアや」
リーはブッパースウォングに答えた。
「あの国をどうにかする」
「そうしてくれると有り難いです」
ハリムはマレーシアと聞いて言った。
「ほんまに」
「自分のとこはそのマレーシアと接してるからな」
「はい、驚異ですから」
だからだとだ、ハリムは答えた。
「ほんまに」
「そやな」
「はい、おいらは賛成です」
確かな声でだ、ハリムはリーにまた答えた。
「そうしましょう」
「それがしとしては」
ティンは考える顔で述べた。
「タイも気になるけど正直予算や技術がな」
「ミャンマーは東南アジアではそういうのがネックになってるな」
「地力はあります」
豊かな穀倉地帯そして多くの人口を持っているのだ、だから発展出来ることは出来るというのである。
「それは出来ますが」
「問題はお金と技術やな」
「その二つがあれば」
「当然それはシンガポールの富を回してな」
「そして技術もですか」
「提供する」
リーは約束した。
「東南アジア全体の政として当然やからな」
「そやからですね」
「協力させてもらう、そしてそれはな」
リーはさらに言った、それも淡々と。
「カンボジアとラオスにもや」
「提供してくれますか」
「我が国にも」
チュットトブッパースウォングがリーの言葉に目を光らせた。
「正直予算には困っていました」
「技術的にも」
「内政をすればする程豊かになりますが」
「その二つに問題があって」
「幸い産業革命は達成してる」
リーは技術的jな話をここでした。
「この世界での東南アジアはな」
「それが不思議なんですが」
ブッパースウォングはリーにどうかという顔で話した、それは自分の想像とは全く違うものを話す顔から出されていた。
「この世界では産業革命は欧州では為されていないですね」
「それどころか鉄砲すら怪しいな」
「かろうじて火縄銃が入った様ですが」
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