第四百六十一話 空を駆る少女達その八
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「子供でも戦わないといけない」
「そういう世界でだね」
「そうした状況ということだ、戦えてそして何かを勝ち取れるなら」
明光院は強い声で言った。
「戦うしかない」
「そうだよね」
「そうだ、だからこの娘達もな」
「戦っているんだね」
「そうなる」
「ネウロイとの戦いに勝ってです」
芳佳も言ってきた。
「平和を取り戻さないといけないですから」
「だから私達はここにいます」
ひかりも言ってきた。
「そしてネウロイと戦っています」
「今の敵はショッカーですが」
「そうしています」
「そういうことね。ただウィッチのことは少佐から聞いたけれど」
ツクヨミは今の芳佳達の服装を見て言った。
「随分と寒そうな服装ね」
「そうだよね、下は水着とか」
「こんなに寒いのにね」
ウールとオーラも話した。
「寒いわよね」
「その服装でないと駄目にしても」
「足が冷えるわね」
「腰もね」
「そのことですが」
「もういつもなので」
芳佳とひかりはウール達にこう答えた。
「慣れていますから」
「北欧もこれでいけてます」
「その点は大丈夫です」
「安心して下さい」
「そうだといいけれどね」
「私達はそこが気になったから」
それでとだ、二人は芳佳達に話した。
「まあそれならね」
「僕達も言わないよ」
「はい、それでなんですが」
芳佳は笑顔で言ってきた。
「これから皆さんで、ですね」
「うん、何かと話したいんだ」
常盤は芳佳に答えた。
「俺達もね」
「この世界のことをですね」
「ショッカーのこともだし俺達のことも」
「仮面ライダーの皆さんのことも」
「もう少佐とはお話したけれど」
それでもというのだ。
「宮藤さん達ともね」
「芳佳でいいです」
「私もひかりでいいです」
芳佳だけでなくひかりも言ってきた。
「そう呼んで下さい」
「遠慮なく」
「それじゃあね」
「宜しくお願いします」
「その様に」
二人で常盤に話した、そしてここでだった。
長い黒髪を清潔にまとめた真面目そうなきりっとした顔立ちで上は黒い詰襟の軍服で下はスクール水着の少女が芳佳のところに来て言ってきた。
「宮藤少尉こちらですか、雁淵軍曹も」
「あっ、静夏ちゃん」
「あっ、じゃないです。三人での訓練なのに」
少女は困った顔で言った。
「私だけ遅れて申し訳ないです」
「少佐が来られたからね」
「急いで、ですか」
「こっちに来たの」
「そうでしたか、それでこの人達が」
少女もライダー達を見て言った。
「まさか」
「そうだ、仮面ライダーの方々だ」
美緒が微笑んで答えた。
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