第十二話 笑顔の親戚その六
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っきりとだ。希望はそのことは否定した。
「一度も思ったことはないよ」
「むしろですね」
「うん、ああはなりたくないってね」
こうだ。過去を思い出し辛い顔になってだ。答えた希望だった。
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