第128話
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が現れてリィン達の前を阻んだ!」
「あの軍服は確かTMP(鉄道憲兵隊)……!」
「”鉄道憲兵隊”という事はまさか、オルディスの守護を任されている司令官は……」
「―――――”氷の乙女”か。」
「ふふっ、てっきり出入口付近で迎撃態勢を取っていると予想していたけど、まさかそちらから来るとはね。」
鉄道憲兵隊達の登場を目にしたクルトは表情を引き締め、鉄道憲兵隊達の登場でオルディスの守護を担当している司令官に察しがついたアルフィンは複雑そうな表情を浮かべ、レーヴェは静かな表情で呟き、エンネアは意味ありげな笑みを浮かべて鉄道憲兵隊達を見つめた。
「フン、少佐の推測通り、やはりこの地下水路を使って城館に潜入するつもりのようだな。」
「皇女殿下を連れてくることもそうだが、指名手配中の反逆者、ミルディーヌ公女も連れてくることも想定済みだ。現在オルディスとジュノーを攻めているヴァイスラント新生軍を纏めて降伏させる為にも絶対にここで皇女殿下を奪還し、公女を捕える……!」
「この地下どころか、我らと共にアルフィン皇女達まで城館攻めに参加する事も想定済みとは流石は氷の乙女といった所か。」
「この分ですと、城館の出入口付近の守りも固めているでしょうね。」
鉄道憲兵隊達の話を聞いたアイネスは感心した様子でクレア少佐を思い浮かべ、オリエは静かな表情で推測した。
「問題ない――――――!」
その時リィンは声を上げて太刀を構え、リィンに続くように仲間達や部下達もそれぞれの武装を構え
「敵の数は多いがこちらは精鋭揃いだ!援軍が到着する前に早急に片付けるぞ!」
「同感ですわ!雑兵如きが数を揃えた所で私達に勝てる等100年早い事をその身に叩き込んでやりますわよ!」
「フフ、私達の動きを把握できたことは見事ですが、肝心の”戦力差”を把握できなかった事をその身と命をもって味わってくださいませ♪」
「あら、レンのセリフが取られちゃった♪なかなかやるじゃない。」
リィンの言葉に続くようにデュバリィは力強い答えを口にし、意味ありげな笑みを浮かべて呟いたミュゼの言葉を聞いたレンは小悪魔な笑みを浮かべてミュゼに感心した。
「舐めるな……!」
「祖国の為……宰相閣下の為……そしてクレア少佐の為にも……!」
「鉄道憲兵隊の誇りにかけ、ここは一歩も通さん!!」
一方鉄道憲兵隊達も戦意を高めてリィン達を睨み
「―――――総員、戦闘開始!敵兵を一人残らず殲滅するぞ!!」
「イエス・コマンダー!!」
リィンは号令をかけて仲間達や部下達と共に鉄道憲兵隊達との戦闘を開始した!
〜同時刻・港湾区〜
一方その頃オルディス
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