第128話
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人と知り合いなの……?」
ルシオラを顔見知りのように話しかけた男性の様子が気になったジョゼットは戸惑いの表情で訊ねた。
「そういえばお前さんは直に会った事はなかったな……簡単に言えば3年前の”リベールの異変”に関わったヴァルターの元”同僚”だよ。」
「あの”痩せ狼”の”同僚”扱いされるのは正直心外だけど……まあいいわ。元結社”身喰らう蛇”の執行者No.Y”幻惑の鈴”ルシオラよ。」
男性のジョゼット達に対する自分についての説明に眉を顰めたルシオラはジョゼット達に自分の名を告げた。
「な―――――く……っ!?」
「け、”結社”の”執行者”……!?」
ルシオラが”執行者”と知った娘は絶句した後すぐに表情を厳しくして自身の得物である騎士剣を構え、ジョゼットは不安そうな表情で声を上げた後導力銃を構えた。
「二人とも落ち着け。遊撃士協会からの情報によると、今回の”黄昏”関連の件に関して”幻惑の鈴”と”怪盗紳士”はオリヴァルト殿下達に協力しているとの事だから、今目の前にいる執行者は敵どころかむしろ”味方に近い中立”だ。」
「そういえばそんな話もありましたね……」
「あー、もう……それならそうと、最初に言ってよね……」
しかし男性が落ち着いた様子でルシオラの事を説明すると二人はそれぞれ武器を収めた。
「それで先程の口ぶりから察するに、お前さんが皇子達――――――”紅き翼”に俺達の事を伝えてくれるのかい?」
「ええ。とはいってもシェラザード達は既にオルディスに潜入しているわよ――――――」
そして男性に問いかけられたルシオラは男性達にオリヴァルト皇子達の現状についての説明を始めた――――――
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