第128話
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長”――――――それも、この戦争で”少将”に昇進していたなんて……!?」
「内戦の終盤、Z組の方々を率いて私や陛下達を助けに来てくださったシュバルツァー男爵閣下の御子息が……………………という事はこの城館を落とす為にリィンさんの元でエレボニア帝国と戦っているアルフィンもこの城館を落とす為にリィンさん達と共にこの城館に向かってくるのでしょうね………」
クレア少佐の説明を聞いたレーグニッツ知事は信じられない表情を浮かべ、レーグニッツ知事の対面に座っているプリシラ皇妃は辛そうな表情を浮かべた。
「―――――皇妃殿下、ご安心召されよ。皇妃殿下の愛娘であられる皇女殿下を不敬にもエレボニアを滅ぼす為に皇女殿下を利用し続けるどころか、祖国の兵達を自らの手にかける事を強要し続けている愚かなる”灰色の騎士”達は我が剣でもって退け、皇女殿下を皇妃殿下の元へとお返ししますので。」
「……………………」
「子爵閣下……貴方に一体何があったというのです………」
するとその時部屋の片隅に控えてきた仮面を被ったアルゼイド子爵――――――”光のガウェイン”がプリシラ皇妃に話しかけ、ガウェインの言葉にプリシラ皇妃が悲しそうな表情で黙り込んでいる中レーグニッツ知事は複雑そうな表情でガウェインを見つめた。
「皇女殿下の奪還には異論はありませんが……例え貴方程の武人であろうと、今のリィンさん達はそう簡単に倒せる相手では――――――いえ、戦いになれば我々の方が劣勢になるでしょうし、恐らく”紅き翼”の介入もある事も念頭に置いておいてください。」
「無論油断等できる相手でない事は理解している。――――――宰相閣下を、そして祖国を守る為にもこの命に代えても侵略者達も介入者達もこの剣で纏めて斬り伏せてくれよう。」
クレア少佐の忠告に対してガウェインは不敵な笑みを浮かべて答えた。
AM10:00―――――
〜オルディス・港湾区〜
一方その頃港湾区に到着したレヴォリューションは海に着水した後機体を港に接近させた。すると甲板から次々と桟橋がかけられ、灰獅子隊の面々は桟橋を渡って港に着くと部隊を展開し始めた。
「ここがカイエン公爵家の本拠地――――――オルディスの港ですか……」
「港なのに人も見当たりませんし、船一隻すらも見当たりないのは何故なのでしょう……?」
港湾区の周囲を見回したセレーネは静かな表情で呟き、エリスは周りに人どころか船すらも見かけない事を不思議に思った。
「恐らくだけどヴァイスラントによるオルディスへの襲撃が発生した時点でオルディスの守護を任されている司令官が避難勧告を出したからなのではないかしら?」
「状況を考えるとそうだろうな。――――――こちらとして
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