第一章
[2]次話
ハスキーと赤ちゃん
イギリスのサウスエンドでの話である。
ジョージ=ホーンとジャネットの夫婦の間にパーカーという息子が産まれた。父の金髪と母の青い目を受け継いでいた。高い鼻と濃い眉は父の紅の小さな唇と卵型の顔は母のものを受け継いでいた。その彼が這える様になってだ。
夫は妻に言った、夫の目は黒で妻の髪の毛は白である。
「この子に兄弟が必要かな」
「もう一人頑張るのかしら」
「それと一緒にだよ」
夫は妻のジョークに笑って返した。
「ボディーガードも兼ねた」
「犬ね」
「どうかな」
「いいと思うわ、番犬にもなるしね」
妻は夫の提案に笑顔で答えた。
「お散歩に行って私達の運動にもなるし」
「そして僕達の癒しにもなる」
「いいこと尽くめだから」
「犬も家族に迎えよう」
「それではね」
夫婦でこうしたことを話してだった。
二人は白と黒のシベリアンハスキーの雌を家族に迎え入れた、その犬の名前はメリーとしたがまだ子犬の彼女を見てだ。
それでだ、こう言うのだった。
「いい娘だね」
「ハスキーは陽気で人懐っこくてね」
「飼い主にも忠実だっていうけれど」
「まさにその通りね」
「うん、後はね」
夫は妻にさらに言った。
「パーカーとどうか」
「仲良くなればいいわね」
「そうなってくれたらね」
「言うことはないわね」
「パーカーにとっては妹になるし」
「そうなる為にも来てもらったし」
それでというのだ。
「それならね」
「仲良くなってくれたら最高だよ」
このことを願った、そしてだった。
二人はミリーを家に入れた、それでパーカーと顔を合わせることにした、二人は子供達が仲良くなれればと思っていたが。
「だあだあ」
「ワンッ」
何とミリーはすぐにだった。
パーカーに対して腹を見せた、夫婦はそれを見て驚いて言った。
「初対面でお腹を見せたね」
「ええ、早速ね」
「犬、生きものがお腹を見せるのはね」
「大事なところを見せるから」
それでとだ、妻は言った。
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