第十二話 笑顔の親戚その四
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ても構わないかも知れないけれど」
だがそれでもだ。人生はだというのだ。
「贅沢にしたいよね」
「お金持ちになるとかそういうものではなくて」
「お金、ね」
「はい、確かにお金があると有り難いですが」
「それはいつも人生を贅沢にはしてくれないんだね」
「また別ではないでしょうか」
金というものについてはだ。真人はそれ程重要視していなかった。そしてそれは希望も同じでだ。二人でこう話したのだった。その金についてだ、
「あくまで生きる為に必要なものであって」
「人生を贅沢なものにしてくれるかというと」
「違うと思いますが」
「そうだろうね。お金持ちでもね」
金だけ、それならばだというのだ。
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