第一章
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優しいお義母さん猫
カナダブリティッシュコロンビア州でのことだ、広い農園を経営しているジェームス=オーネリー初老で中肉中背の青い目の彼はこの時妻のシャリーアジア系で黒髪と黒い目でやや小柄で切れ長の目の彼女と農園を見守っていた、その中で。
彼は農園の麦畑の隅で猫達の鳴き声を聞いた、すると妻はまずはこう言った。
「子猫かしら」
「ああ、この鳴き声はな」
「そうね、野良猫が産んだのかしら」
「多分そうだな、じゃあな」
「ええ、放っておけないから」
「見てみるか」
「そうしましょう」
農業用の作業服を着た二人はこう話してだった。
すぐに鳴き声がした方に行った、すると。
「ニャ〜〜」
「ウニャ〜〜」
「ニャ〜〜ン」
「ウニャ〜〜ン」
「ニャオ〜〜ン」
「ナァ〜〜〜」
黒と白の模様の子猫達の中に雉猫もいる、合わせて六匹で。
子猫達に乳をあげる様に大きな雉猫がいた、妻はその雉猫を見て言った。
「オミーじゃない」
「そうだな」
夫もその猫を見て言った、二人が住んでいる地域は地域猫が二十五匹いてオミーはその中の一匹だ。もう避妊されている雌猫だ。
二人はそのことを知っていて話した。
「避妊されているからな」
「もうお乳は出ないわね」
「すぐに保護して里親を探そう」
「そうしましょう、避妊しているから子供は産まれないから」
妻はオミーのこのことからも話した。
「間違いなく自分の赤ちゃんじゃないのに」
「面倒見ているなんてな」
「オミーは立派ね」
「全くだな」
夫婦でこう話してオミーと子猫達を保護した、子猫達はすぐに保護してだった。
それぞれサニー、バッド、ロビン、ビーズ、マリー、メグと名付けられて里親が探されることになった、だが。
彼等を保護した夫婦は獣医からその話を聞いて驚いて言った。
「兄弟じゃない子猫もいたのか」
「そんな子も混ざっていたの」
「あの六匹の中に」
「そうだったの」
「はい、ですが彼女はです」
オミーはとだ、獣医は夫婦に話した。
「そうしたことに関係なくです」
「皆自分の子供じゃないのに」
「育てていたのね」
「はい、オミーは素晴らしい娘ですね」
今も六匹の子猫達と共にいる彼女を見て話した。
「お陰で子猫達は無事です、後は保護センターに連絡しますので」
「そして里親を探してくれますか」
「六匹の子全員の」
「後は我々に任せて下さい」
獣医は夫婦に笑顔で約束した、そして。
オミーが助け一緒にいた六匹の子猫はそれぞれ心優しい人達に家族として迎えられた、そうしてだった。
オミーは地域猫だったがこのことからオーネリー家の夫婦は彼女を家族に迎えることにした。
「今回のことはお前の功績だ」
「その功
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