第二幕その一
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第二幕 列車の旅
皆は駅に着きました、するとすぐに列車が来ました。列車は外見は昔ならではの蒸気機関車でした。後ろに人が乗る車両が八つ連なっています。
その列車を見てです、カルロスは言いました。
「うわ、蒸気機関車なんだ」
「そういえば時々見たよ」
神宝もその列車を見て言いました。
「オズの国の列車をね」
「この国は列車はこうなんだよね」
ジョージも言います。
「外見は蒸気機関車なんだよね」
「けれど魔法の力で動くから」
恵梨香も言いました。
「煙は出さないのよね」
「それで凄く速くて」
ナターシャもその列車を見ています。
「オズの国のあちこちを走っているわね」
「オズの国は列車もあってね」
ドロシーが五人にお話しました。
「オズの国の各地を走っているでしょ」
「だからこれまでも僕達も見ていました」
「オズの国を冒険している時に」
「列車が走っていたり駅や線路も」
「そうしたものを見てきました」
「これまで乗ったことはないですが」
「私も実はあまりないの」
列車に乗ったことはというのです。
「これがね」
「そういえばいつも歩いておられますね」
「そうして冒険されていますね」
「オズの国で有名な人達は」
「そうされていますね」
「私達は歩いての冒険が好きだから」
だからだというのです。
「それでなの」
「そうですか」
「だからですか」
「列車には乗らずに」
「それで歩いてですね」
「冒険されているんですね」
「そうしているの」
こう五人にお話しました。
「私はね」
「ただ列車を楽しむ人も多いよ」
臆病ライオンが言ってきました。
「そちらもね」
「そこは人それぞれなんだね」
カルロスが応えました。
「楽しむものは」
「旅をするにしてもね」
「そうなんだね」
「うん、それでね」
「歩く旅を楽しむ人もいれば」
「列車の旅を楽しむ人もいるよ」
「飛行船や船を使う旅もあるよね」
トトはこうした旅のお話をしてきました。
「そうだね」
「うん、オズの国にもね」
「君達潜水艦の旅もしてきたね」
「あれも楽しかったよ」
「そうだね。本当にね」
「旅の楽しみ方は色々だね」
「オズの国でもね」
こうお話するのでした。
「そうなんだよ」
「そういうことだね」
「そう、そしてね」
トトはさらにお話しました。
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