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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百六十一話 空を駆る少女達その五

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「俺もだよ」
「わかりました、それでは」
「君達のこともね」
「私達の世界で」
「皆と会うね、そういえば少佐も」
「かつてウィッチでした」
 美緒は常盤の言葉に即座に答えた。
「今は引退していますが」
「そうだったね」
「ウィッチは二十歳になると魔力に限界が来まして」
「ウィッチでいられなくなって」
「はい、引退せざるを得なくなります」
 こう常盤に話した。
「ですから」
「少佐もそうで」
「それで、です」
「今はパイロットなんだね」
「軍はそのまま所属しています」
「それで少佐だね」
「左様です」
 常盤に確かな声で答えた。
「我々は」
「そのこともわかったよ。仮面ライダーはずっと戦えるけれど」
「俺達にしてもな」
 明光院は常盤に応えた。
「そうだがな」
「うん、けれどね」
「ウィッチの人達は違うということだな」
「そうだね、じゃあそのことも頭に入れて」
「そうしてだな」
「少佐の世界に行こうね」
「そうさせてもらうか」
「これからね」
「それじゃあね」
 常盤順一郎が美緒にここで声をかけた。
「これからね」
「はい、私達の世界に」
 美緒も応えた、そしてだった。
 戦士達は立ち上がり美緒の案内を受けて店を後にした、そうして常盤達が通っていた高校のすぐ傍にだった。
 門、西洋式のその上に交差させた箒があるそれを見た。ツクヨミはその箒を見て言った。
「ウィッチ、魔女だからなのね」
「ああ、魔女は箒に乗るね」
 常盤も言われて言った。
「そうだったね」
「ええ、だからね」
「箒なんだ」
「そういうことね」
「スサノオもわかっているんだね」
 常盤はしみじみとして言った。
「相手のことが」
「相手を見てそのうえで仕掛ける」
 ウォズも言った。
「スサノオはそうした神ということか」
「見ないで欲しいよ」
 常盤は顔を曇らせて本音を述べた。
「いや本当に」
「俺もだ」
 明光院も言った。
「そっとしておけ」
「そうそう、俺は王様になるつもりだしね」
 常盤はここでこうも言った。
「戦いとかしたくないし」
「そうだな、しかし前から言っているが」
 明光院は常盤に言った。
「お前は王様になってもだ」
「日本ではだよね」
「天皇陛下がおられるからな」
「国家元首になるつもりはないよ」
「そうだな」
「絶対になれないし」
 それにというのだ。
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