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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ肆
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た超強力な旧神柱だ。
「ジャック・オ・ランタン、無貌のスフィンクス、そして悪心影と言ってたな。その3つが合わさって出来ている。ハイ・サーヴァントみたいなものだろうか。」
「…?」
その3つの魂からなっていることを大和が天王寺に伝える。
すると何か思い出したかのような顔をし、大和に尋ねた。
「他には?ここに来るまでに2つの旧神柱と対峙したはずだ。」
「確か…チクタクマンと赤の女王…。」
「…なんだって?まさかこの魔神柱の正体は…いや、葛城財団の代表は…裏で何と繋がっている…!?」
ボス格の旧神柱達に付けられたまるで意味不明な名前。
持ち前の推理力を持ってしても俺にはサッパリだったがどうやらこの天王寺とかいう男には、思い当たるものがあるそうだ。
しかし、
『余の前でひれ伏すはおろか話を続けるとは…実に不敬!!死ぬがよい!!』
「!!」
旧神柱の顔が口を開き、大和達にビームを放つ。
ともかく話したいことや聞きたいことはあるが今はこいつの始末が先だ。
「この程度…!」
「遅い!!」
しかし大和と天王寺はそんなビームもなんのその。
素早い身のこなしで避け、それどころか接近して反撃に持ち込もうとしているではないか。
あ!!こいつもあれだな!!逸般人だな!?
『無駄!!無意味!!余に一太刀浴びせるなどいかなる名刀であろうとも…!』
「出来るさ。」
懐に入り込んだ大和。
しかしそこには触手がまちかまえ、叩き潰されそうだと思ったその瞬間、
「消えた!?」
大和が、消えた。
紅い雷のような残像を残し、完全にそこから消え去った。
『小癪小癪小癪!!どこだ!!紅い刀の男はどこだ!?』
「さぁ、どこだろうな!」
残された天王寺は触手やビームをすれすれで避け、カウンターで矢を撃ち込んでいる。
大和は見当たらない。
陸のところにも、ステンノやメドゥーサのところにも、
どこにもいない。
いや、
『貴様…!いつの間に!?』
旧神柱の目の前にいた。
しかしいつもの彼とは違う所がひとつ、
両目から紅い稲妻みたいなものが迸っており、
それが素早く動く度に尾を引いていた。
「無様!!無策!!余に近づいたところで何が出来る!?そのようなモノで余を断つことは」
「出来る。いや…”もう出来たさ”」
刀を鞘に収めると同時に、旧神柱が細切れになる。
一呼吸、その一瞬。
大和はそんな僅かな時間で旧神柱の根元からてっぺんまでを満遍なく切り刻んだのだ。
「あれは…!」
「説明しましょう。あれこそが大和くんの本当の強さ。本人はあの状態を”リミッター解除”と呼んでいるわ。」
と、一体全体なんだか分からない俺とおっきーに武蔵が嬉々として解説を始める。
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