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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ肆
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「リミッター…解除?」
「そう。普段無意識にかけてるリミッターを外して、溜め込んでいた魔力を一気に解放。そうなったらもう大和くんは、サーヴァントだって殺せる。」
「マジ?」
「マジ。マジも大マジ。」

武蔵のて身近な説明が終わり、切り刻まれた旧神柱の残骸は聖晶片となり、辺り一帯に降り注ぐ。

「…ッ!!」

着地した大和は休む暇もなく鞘代わりのメイスを振り上げ、近くにいた旧神柱にも痛恨の一撃を加えていく。
身体はちぎれ、さらに大和は手を突っ込んで奴のコアであろう球体をもぎとった。

「まだだ…まだ遅い…!」

コアを握りつぶし、次の旧神柱に襲いかかる。
その様子はまさに悪魔。
紅い目を光らせ、旧神柱を次から次へと屠る悪魔だ。

「まだそんな隠し球があったなんてな…!」

と、助っ人の天王寺さんもオドロキのようだ。

「それじゃあ私達も。」
「ええ、ちょっとしたお手伝いを」

メドゥーサは己の目を封じているバイザー、『自己封印・暗黒神殿(ブレーカー・ゴルゴーン)』を外し、姉であるステンノと共に旧神柱達を睨みつけた。

そう、アレだ。

『か、身体が…!!』

二騎のサーヴァントからなる石化攻撃。
対魔力のステータスはそこまで高くないのか、睨まれた旧神柱達は次々と石化していった。

「それでは、レイ。」
「マスター、後始末はよろしくね。」

サーヴァントの後、とどめを刺すのはもちろんマスター。
逸般人化に片足どころか頭突っ込んでそうな二人は石になって無力化された旧神柱達を粉々に砕いていく。

…これやばくない?
こいつらだけで充分なんじゃない?

「…。」

短時間で一掃された旧神柱達。
しかし、それはまた復活する。

『で、あるか。ならば宜しい。我が直々にお前達を屠って見せよう!!』

あの複合旧神柱もだ。

「零、陸。20分だ。」
「20分…?」
「ああ、今の状態はそこまでしかもたない。だから20分間、全力を尽くしてこいつらを1本残らず斬り捨てる。」

目配せをし、零と陸は頷く。

「どこまでやれるか分からないけど…試してやる!」
「ええ、頑張って頂戴。」

腰にはあの時暮馬からもらったマスタードライバーを付けた陸。

「対処法も完璧だ。やつらの対抗策も全部聞いてる。やるぞメドゥーサ。」
「ええ、どのような状況であろうと、私はレイにどこまでもついていきますよ。」

天王寺とメドゥーサもまた、数多の旧神柱を目の前にして覚悟を決めたようだ。
そして、

「じゃあ私も本気、出しちゃいますか!!」

第三再臨へと着替え、かつてアルトリアオルタと戦った時のように目が紅く染まった武蔵。
地を蹴って飛び上がり、空中で身をひ
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