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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ肆
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っきの触手もまた、届く前にこれで断ち切った。
「お姉ちゃんも実は学なんてありませんけど、これだけは分かりますよ。」
『あ?なんだテメ』
その瞬間、旧神柱は食い破られた。
触手は光の輪によって切り裂かれ、後ろから旧神柱の身体を貫いたのはリースXP
その強靭かつ鋭い顎は簡単にコアを噛み砕いた。
「弟くんは、あなたみたいな最低な人間よりもずっと賢いし、優しくてかっこよくてとってもかわいいんです。あ、それと良くやりましたねリースXP。よしよし。」
「あ そ ぼ 。」
「ついでに弟くんも、よしよし。」
「…。」
と、鮫を素手で撫でて大丈夫なのと思うかもしれないが彼女はお姉ちゃん。お姉ちゃんに鮫肌など通用しない。
そして満更でもない弟くん。
いや、むしろ諦めていると見た方が正しいのかもしれない。
崩れぬく旧神柱を傍目にイチャつく二人(+鮫)
しかし倒せどまた新たにそいつは出現する。
『さっきはよくもやってくれたじゃねぇかマンコ野郎!!』
『何イチャついてんだおい。死ねよ!!犯されてから死んで俺様に詫びやがれ!!』
『これはタダじゃ済まされねぇぞ!!てめぇの四肢をぶった切って!マスターの前でレイプしてからじっくりいたぶって俺様のオモチャにしてやるよ!ぶはははははは!!』
「汚い言葉遣い…教養が悪いのはあなたの方なんじゃないですか?」
弟くんを守るように前に出て、ジャンヌは次から次へとやってくる旧神柱を見上げる。
薄汚い笑みを浮かべる顔。
恐怖とかそういったものよりも嫌悪感が勝り、何よりもまずこいつらは弟くんに対して害をなす存在。
ならば、消さなければならない。
「良かった。その様子だと1度や2度では死なないみたいですね。」
「…え?」
ここから弟くんを守るための一大決戦が始まるんだという緊迫した空気の中、ジャンヌのものとは違う少し幼さの残る声が聞こえた。
弟くんの横にフラッと現れ、笑顔でいつものように挨拶をして現れたのは、
「こんにちはオーナーさん。」
「あ、どうも…お久しぶりです。」
シルク・ドゥ・ルカンのスポンサー、子ギルだ。
「それにしても葛城財団の代表さん。僕が遠くに出かけている間に随分と好き勝手やってくれましたね。」
『あ?ガキが何の用だ?』
弟くんに軽く挨拶を済ませ、子ギルは全ての元凶である旧神柱を見上げる。
葛城恋の東京襲撃の際、子ギルは別件で遠くの方へ行っていたのだ。
騒ぎを聞いて駆けつけてみれば自分が関わった会場が見るも無惨な姿に変わっていたのである。
「会場の修理費、どうしてくれるんです?結構手の込んでるステージですからバカにならないんですよ?」
『ハッ!知るかよ!請求書を押し付けんならそこの2人だろ。こいつらは
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