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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第80話 朱乃よ、父と向き合え。家族の和解と本当の愛 後編
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がお前のような奴に負けるはずが……」
「お前の娘を見せたらあっさりと投降したぞ。堕天使のトップがこんなにも甘ちゃんだとはな、お笑いだぜ」
「アザゼル様を侮辱するな!この卑怯者め!」
「ほう、そんな口をきいても良いのか?お前の娘は今俺の手の中にあるんだぞ」
「ううっ……」


 俺は朱乃を抱き上げると彼女の胸を揉みながらそう言った。演技とはいえこんな事をして後で殺されないかな、俺……


「あっ?んんっ……?(イッセー君の手……大きくてわたくしの胸を全部揉んでいますわぁ……?)」
「貴様!私の娘から離れろ!」
「いいぞ、もっと怒れ!お前の悔しそうな顔が俺に喜びをくれる!」
「おのれ!」


 バラキエルさんは俺に向かって殴りかかってきたが、俺はそれを受け止めてバラキエルさんを投げ飛ばした。


「なっ……!?この私を投げ飛ばした!?」
「くくくっ……お前の力はその程度か?老いたな、バラキエル。こんな男に負けたとは……あまりにも恥ずかしい話だ」

 
 俺はそう言ってバラキエルさんを挑発した。まあ焦っていて力が入っていなかったし昨日は二日酔いしていたからな、ベストな状態ではないだろうしな。


「さあバラキエルよ、お前の娘の前でお前を葬ってやろう。精々情けない姿を娘に晒す事だな」
「私を舐めるな!」


 バラキエルさんは光の剣を生み出して斬りかかってきた。だが俺はそれをナイフで受け止める。


「馬鹿な!私の剣を素手で!?」
「いくぞ、バラキエル!」


 俺は剣を押し返すとナイフでバラキエルさんを攻めていく。バラキエルさんは防戦一方になり壁際まで追い詰められた。そして俺はつばぜり合いに持ち込み光の剣ごと彼を押さえつける。


「くっ、これほどの力を持った奴を私は知らないぞ!本当にかつて私が倒した奴なのか!?」
「ふん、俺の事など覚えがないと言いたいのか。ならばこのまま無様に死ね!」


 そりゃ戦った事なんてないのでバラキエルさんが思い出せないのは当たり前だ。でも俺も少しノッてきてしまい悪役ムーブを強めていく。


「お父様……」
「ぐっ……うおおぉぉぉっ!!」


 バラキエルさんは俺に前蹴りをして距離を離した。そして遠距離から光の槍を放つが俺はフライングフォ―クで打ち消してバラキエルさんの背後の壁を壊した。


「うっ……」
「はははっ!ここまで弱くなったとはな、バラキエル!娘にも見捨てられる訳だ!こんな無様な奴が父親なんて耐えられないだろう!」


 バラキエルさんは自身の技を打ち消されたことに怯んでしまったみたいだ。俺はバラキエルさんの申し訳ないと思いつつも再び挑発を入れる。


「バラキエルの娘よ、お前も不憫だな。こんな男を父に
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