暁 〜小説投稿サイト〜
本町絢 外伝 絢と僕の留メ具の掛け違い・・そして 結末
1-?
[8]
前話
[2]
次話
あの日から私は隣の水島君を、よくチラチラ横目で見ていることに気づいた。完全に意識してしまっている。私の名前は
本町絢
(
もとまちあや
)
。うちの家は、昔、宿場町の江戸時代から続く商売をやっているので、私は近所のひとから「いとはん」と呼ばれている。そのことを1年2年の頃は、たびたび、からかわれたりしていたし、後ろに束ねた長い髪の毛を、すれ違い様にひょいっと引っ張られたりとか嫌なことばっかり。男の子は乱暴な気がして、好きじゃぁなかった。だから、私は束ねた髪の毛を前に持ってきている。3年生になって、私は、勉強が出来なかったし、暗いイメージだったからあんまり男の子がかまってこなくなった。
だけど、水島君は最初から違った。いろいろ話しかけてくれるけど、そっけない。一言、二言だけ。けれど、私も、男の子と話すのは彼だけになっていたと思う。だから、好きというのじゃないと思うけど、なんとなく親しみを感じていた。けど、あのことがあって、私の意識の中で変わってきたのかも知れなかった。
[8]
前話
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ