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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百二話 荀ケ、帝を甘やかすのことその九
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少し開けるのよ」
「さすればそこから水が入りですね」
「堤全体を脅かしやがては」
「堤を全て壊す」
「そうなるからですね」
「今がまさにそれよ」
 そのだ。巨大な堤に穴を開ける時だというのだ。
「わかったわね」
「はい、それでは」
「その穴を確実に開けましょう」
 こうした話をだ。三姉妹は密かに話していた。
 そのうえでだ。また怪しい動きがはじまろうとしていたのだった。


第百二話   完


                      2011・8・11

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