3.5章
新サーヴァント登場
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に彼女の額にウィザーソードガンの銃口を押し当てている。そして、ベルトには拘束の魔法「バインド」の指輪を近づけていた。
金髪の女性はその二つを見比べて、ため息をついた。
「分かったわ。降参よ」
「ふう」
それを聞いて、ハルトもソードガンを下ろす。だが、バインドを指から外すことはしなかった。
「それで? 君は誰? 俺がライダーのマスターって知ってるんだから、俺も君が誰かを知ってもいいはずだよね」
「……っ!」
彼女は唇を噛む。
「殺しなさい! 私はあなたに負けたのよ。殺し合うのが聖杯戦争のルールでしょ」
「いや、俺どちらかというと戦いを止めたい派なんだけど」
「何よそれ。情けでもかけてるつもり?」
「違うけど」
「じゃあ何よ!」
彼女はウィザーソードガンを払いのけ、ハルトに詰め寄った。
「私なんて、いつでも倒せると思っているわけ!?」
「違うよ!」
金髪碧眼という、美人要素を当然のごとく持っている彼女に接近され、ハルトは目線のやり場に困った。
「じゃあ何よ!?」
「た、ただ無闇に人を傷つけたくないだけ……うわっ!」
「キャッ!」
遺跡の石か何かに躓いた。
バランスを崩したハルトは、そのまま横転する。それに金髪碧眼の女性も巻き込み、彼女はハルトに覆いかぶさるように転倒した。
その時、ハルトの時が止まった。金髪の女性も目を点にしている。
「柔らかいね」
ハルトは手の感触をそう評した。
それは、女性にとっては、母性の象徴であり、恥じらいの突端。
顔を真っ赤にした女性は、大きな音を立ててハルトを引っ叩いた。
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