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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百六十話 空での決戦その十四

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 ビルドは仲間達に意を決した声で一言告げた。
「次でだ」
「ああ、次でだな」
「決めるからな」
 クローズに応えた。
「そうしような」
「その時が来たな」
「そうだ、総攻撃を仕掛けたらな」
「それで決まるな」
「ああ、もうスサノオも限界だ」
「そうみたいだな」
 クローズもスサノオを見た、見ればその身体は満身創痍でかろうじて立っているという位だ。攻撃は続けているが。
「流石のあいつも」
「だからな」
「もう決めるんだな」
「それでいいよな」
「俺は何でもさっさと決める主義だろ」
 これがクローズの返答だった。
「だったらな」
「そう言うと思っていたぜ」
「そうだな、やるぞ」
「ああ、今からな」
「もうこれで終わらせないとな」
 グリスも言ってきた。
「あまり長々としてるのも駄目だぜ」
「そうだ、演説も出来るだけ簡潔にだ」
 ローグは政治関係者として応えた。
「そういうことだ」
「では今から終わらせましょう」
 マッドローグも賛成した。
「私達全員で」
「じゃあもうありったけの攻撃ぶつけるわよ」
「最後ですから」
 ニンフとイカロスも応えた。
「そうしましょう」
「もう一歳出し惜しみなくね」
「こっちも限界だけれどな」
 それでもとだ、クローズは身構えつつ言った。
「やられる前にやるか」
「そういうことだ、もう全部出し切っていくぞ」
「ああ、わかったぜ」 
 クローズハビルドに応えてだった。
 攻撃に入った、それは他の戦士達も同じで。
 全てをその一撃に込めた、そうしてだった。
 スサノオに攻撃を浴びせた、イカロスとニンフの全ての攻撃がスサノオを直撃した瞬間に五人のライダーのキックが炸裂した。
 それを終えてだった、クローズは言った。
「やったな」
「ああ、間違いない」
 隣にいるビルドが応えた。
「幾らあいつでもな」
「これで終わりだよな」
「ちょっと動けるだけでも驚きだよ」
 今のスサノオはというのだ。
「それだけのダメージの筈だ」
「そうだよな、じゃあな」
「俺達は勝ったんだ」
「そう、君達は勝った」
 スサノオもこのことを認めた。
「間違いなくな、だが少しはこの通りだ」
「なっ、まだ動けるなんて」
 ニンフは身体を前に出したスサノオに驚きの声をあげた。
「嘘でしょ」
「嘘ではない、だがこれが限界だ」
「負けたっていうのね」
「それは間違いない、君達の勝利は事実だ」
 このことはというのだ。
「私はまた楽しませてもらった」
「そうなのね」
「そうだ、しかしだ」
「それでもなのね」 
 今度はイカロスが言ってきた。
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