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黒猫現る 少しの夢を見させる おばぁさん編
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 何処からか黒猫が現れた。赤いリボンを首に巻いている。
 
 持っていた袋からパンを取り出してちぎって、猫に

「お腹すいているか、ほれっ食べな」と手のひらにのせて差し出した。

すると黒猫は

「お前が大切にしている想い出をもう一度見させてやる」としゃべった。
 
「忘れられない想い出はあるか?」と続けた


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