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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ参
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見た目もあるが、これはそもそも人間の操縦しているものではない。

「……。」
「そこの人、大丈夫?」

あの戦闘機は、サーヴァントのものだ。

「…!」
「ああ、驚かなくていいの。あれは私のサーヴァントがやったもので、私は怪しい人じゃない。むしろ味方。」
「……。」

突然やってきた女性が話しかけるが、カリギュラのマスターは一向に話さない。
しかしそれには理由があった、

「……。」
「…なるほど。シカト…というよりかはあなた、”喋れない”のね?」

カリギュラのマスターは、頷いた。

「そう、ならいいの。私の名前は”愚者(ザ・フール)”。同じバーサーカーのマスター同士、ここは仲良くしましょうか。」

そういい、こちらに握手を求める愚者と名乗った女性。
しかしとうのサーヴァントはいない。
そう思っていたが、

「ahhhh…。」
「あ、おかえりランスロット。」

いた。
ガッシャガッシャと甲冑の音を立て、その黒い騎士はやってきた。
その手には騎士が持つには相応しくない現代兵器…機関銃が握られている。
ちなみに先程の戦闘機、あれに乗って特攻をしかけたのがこのランスロットだ。

「というわけでランスロット。あのカリギュラと協力して魔神柱のなり損ないを駆逐して。」
「Yes…my…load…!!」
「…いい返事。」

マスターの命令を聞き、容赦なく機関銃をぶっぱなすランスロット。
使役獣ならまだしも、旧神柱に銃などの現代兵器は効かない。
しかし乱射される弾丸の一発一発は確実に旧神柱の身体を抉りとっていった。
そして、

「オオオオオオオオオオオーッ!!!!!」

トドメにカリギュラが引きちぎる。
まず1本、そしてまた次に1本と次々に折っていく。

「おお…オオオオオオオオオ!!!!!」
「Ahhhhhhhhhhhhhhh!!!!!!」

そこら一帯には、二騎のバーサーカーの雄叫びがこだまし続けた。

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