第二百二話 命の重さをその八
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「獣、魔物もっちゃな」
「今以上にな」
英雄はそちらのことにも答えた。
「鍛える」
「兵と一緒っちゃな」
「獣も魔物も鍛えるとだ」
「強くなるっちゃ」
「だからだ」
それ故にというのだ、人も魔物も鍛えれば鍛えるだけ強くなりレベルも上がっていくのである。それも無限にだ。
だからだ、英雄も言うのだ。
「鍛えていく」
「そうっちゃな」
「兵も鍛えるが」
「獣も魔物もっちゃな」
「あの者達も戦力だ」
兵と同じくというのだ。
「ならだ」
「鍛えないと駄目っちゃな」
「そうする、そして損害もだ」
これもというのだ。
「やはりな」
「出さない様にするっちゃな」
「そうする、やはり共にいるとだ」
「情も移るっちゃ」
「馬でもそうだし犬でもだな」
「家族として一緒にいるとっちゃ」
「普通の者は情が移ってだ」
そうなってというのだ。
「大事にする」
「そうなるっちゃな」
「それが普通だ」
「普通は平気で捨てないっちゃな」
「それが出来る奴はそもそも情がない」
人としてのそれがいうのだ。
「だからだ」
「出来ることだな」
「そうだ」
まさにというのだ。
「そうした奴はな」
「そしてその情がっちゃな」
「戦力を育てるならな」
「いいっちゃな」
「そうだ、多くの獣や魔物をだ」
戦の中で揃えた彼等をというのだ。
「より鍛えてだ」
「戦に投入して」
「戦いだ」
そしてというのだ。
「敵を圧倒する」
「奥羽の騎馬隊も」
「そうする、そして陣地を作ることにもだ」
「獣や魔物は役立つっちゃ」
「だからだ」
それでというのだ。
「存分に使う」
「シャベルやスコップも揃えて」
「そうする」
「わかったっちゃ、うちはやっぱりっちゃ」
「獣や魔物は大事にしたいな」
「獣使いだからっちゃな」
この職業にあるからだというのだ。
「そうしたいっちゃ」
「やはりそうだな」
「そしてっちゃ」
愛実はさらに話した。
「数もっちゃ」
「今以上にだな」
「増やしたいっちゃ」
「そして新たに加えた獣や魔物もな」
「鍛えたいっちゃ」
「そうだな、ではそれもだ」
「やっていくっちゃな」
「獣や魔物は何時でも出て来る」
幕府の領地にもというのだ。
「だからな」
「征伐して」
「こちらに来たいという奴をだ」
「迎えていくっちゃな」
「全てな」
そうするというのだ。
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