第四百六十話 空での決戦その十一
[8]前話 [2]次話
「ではだ」
「ああ、俺達もな」
「ここでさらなる攻撃ね」
クローズもレオナも応えた。
「そういうことね」
「ならやってやるか」
他の仲間達も続いた、戦士達はこうして戦い続けた。
戦いは二日目三日目と続いた、そして。
三日目も終わりに近付いた時に義経は言った。
「本当にそうなるかと思っていたが」
「スマッシュ達の数が減ってきたな」
「ああ、数が尽きてきたな」
こう英四郎に話した。
「遂に」
「そうだな、俺もだ」
英四郎も言うことだった。
「果たして本当にスマッシュ達がいなくなるのか」
「半信半疑だったな」
「緒戦では確かに減ったが」
「今回はこれまで減らなかった」
「三日目も終わりになってもな」
それでもというのだ。
「そうだったからな」
「半信半疑だったな」
「この戦いが終わることもな」
このこともというのだ。
「俺にしてもだ」
「そうだったな」
「しかしだ」
それがというのだ。
「遂にだ」
「減ってきたな」
「ならあと少しだ」
英四郎はその目をきっとさせて言った。
「あと少しだけだ」
「戦えばいいな」
「皆さん頑張って下さいね」
美香子が戦っている仲間達に声をかけた。
「あと少しですよ」
「あと少しが大変だけれどな」
石動はそれでもと言ってきた。
「しかしな」
「間違いなくあと少しで、ですね」
「終わることは間違いないさ」
石動は美香子に話した。
「だからな」
「それで、ですね」
「あと少し戦うんだ、皆そろそろ体力も気力も限界にしても」
それでもというのだ。
「あと少しだからな」
「踏ん張ることですね」
「戦いが終わったらもう殆どの面子は動けないさ」
体力も気力も限界に達していてというのだ。
「もうな、けれどな」
「その次はスサノオですね」
英四郎は鋭い目で言ってきた。
「そうですね」
「ああ、だからな」
「最後の戦いに向けて」
「その時にな」
まさにというのだ。
「戦える奴でな」
「戦うことですね」
「ああ」
その時もというのだ。
「いいな」
「それでは」
「その時は俺達もだよ」
「スサノオにですね」
「立っていられるならな」
「このままここで戦うことですね」
「サポート役としてな」
石動は意を決した顔で答えた。
「そうしていこうな」
「わかりました」
英四郎も答え義経も無言で頷いた、そうして後方でサポート要員として動き続け戦っていった。戦いはさらに続き。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ