第四百六十話 空での決戦その八
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「その分マジックポイントを使いますね」
「強い魔法はどうしても消費が多いわ」
レオナも答えた。
「マジックポイントは」
「そうですよね、ですから」
「考えて使わないとね」
「すぐになくなってしまいますから」
だからだというのだ。
「私達の戦いを見て」
「どの魔法を使うといいか」
「見極めて下さい」
「そういうことね」
「そうじゃない人もいますけれどね」
雪輝は少し苦笑いになってレオナに話した。
「僕達の中には」
「それでいいですから」
ここでめぐみんが言ってきた。
「私は」
「魔力を回復させるポーションがあるからですね」
「はい、これさえあれば」
そのポーションを出しながら話した。
「一回使って終わりでないです」
「使って飲んで」
「また使いますので」
「だからいいんですよね」
「そうです、ですが私は」
めぐみんは真面目な顔で言った。
「基本一日一回です」
「それだけ使ってですね」
「終わりです」
そうだというのだ。
「爆裂魔法を」
「ですがそれだとスサノオとの戦いには勝てないですからね」
「それでポーションを飲んで、です」
魔力を回復させるそれをというのだ。
「戦っています」
「そうですね、ですがこの人は特殊な例で」
雪輝はレオナにあらためて話した。
「やっぱり基本はです」
「考えて使わないとね」
「駄目だと思います」
魔法、それをというのだ。
「やっぱり」
「そういうことね」
「はい、レオナさんはお話がわかる人でよかったです」
雪輝の今の言葉はしみじみとしたものだった。
「本当に」
「若しめぐみんさんみたいな人だったら」
ハードコアアリスは切断された首を元の場所に戻していた、すると見る見るうちにつながっていきその中で言った。
「もう一つ苦労が増えました」
「私は苦労ですか」
「悪い方ではないですが」
それでもだ、ハードコアアリスは本人に話した。
「ですが困ったところはです」
「はっきり言いますね」
「駄目ですか」
「言われた位で私は道を曲げません」
これがめぐみんの返事だった。
「まさに」
「やっぱりそうですね」
「はい、そしてです」
「爆裂魔法を一日一回で、ですか」
「そうしていきます」
これからもというのだ。
「そしてスサノオともです」
「戦っていかれるんですね」
「はい、ですがスサノオとの戦いの時は」
その時のこともだ、めぐみんは話した。
「何度も魔力を回復させて」
「戦っていかれますか」
「そうしていきます」
「わかりました。ではです」
「そうしてですね」
「戦っていって下さい」
ハードゴアアリスは微笑んでめぐみんに話した。
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