第三話 少しずつでもその七
[8]前話 [2]次話
「それじゃあね」
「そう、食べてもいいけれど」
「よく運動させることね」
「そうよ、モコちゃんも運動好きでしょ」
「大好きよ、お散歩もして」
そしてとだ、咲は笑って答えた。
「そしてね」
「お家の中でも遊んで」
「運動してるのね」
「いつもね」
「それならいつもよ」
それこそというのだ。
「あの娘はね」
「それはいいことね」
「逆に元気過ぎて」
それでというのだ。
「やんちゃして怪我したりとか」
「それが心配なのね」
「だから気をつけてもいるわ、ジャンプして」
「足挫いたり?」
「それもあるけれど衝撃で」
ジャンプして着地した時のそれでというのだ。
「足首とか膝をね」
「痛めることね」
「そのことも心配しているの」
「トイプードルって活発だからね」
「犬の中でもね」
「そうよね」
「猫ちゃんより小さいけれどね」
多くの種類の猫よりはだ、スコティッシュフォールドの雄と比べると杯以下の体重しかない個体も多い。
「それでもね」
「猫ちゃん並に動くこともね」
「あるから」
それでというのだ。
「身体もね」
「痛めることもね」
「あるから」
「そう、注意しないとね」
それこそとだ、愛は咲に話した。
「怪我するわよ」
「そうよね」
「私が見てもね」
「やっぱりトイプードルの子って元気よね」
「ユーチューブの動画を観ても」
「よく動くわね」
「お部屋の中を走り回って跳び回って」
その様にしてというのだ。
「動き回るわね」
「おもちゃでもよく遊ぶし」
「モコもなのよ」
咲は愛に言った。
「実際にね」
「走り回って跳び回って」
「おもちゃでもよく遊んでお散歩でもね」
「元気よね」
「そんな娘なの」
「だったら余計にね」
「注意しないと駄目ね」
「ワンちゃんを怪我させたら」
家で飼っているつまり家族をというのだ。
「よくないわよ」
「そうよね」
「だからね」
それでというのだ。
「くれぐれもよ」
「そうしたことも見ないと駄目よね」
「飼育放棄とか論外だけれど」
それでもというのだ。
「可愛がっていてもね」
「その子が怪我しない様に注意する」
「そのことは人間と同じよ」
「同じ命ね」
「そう、だから咲ちゃんもね」
「モコのそうしたところも注意して」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ