第127話
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国軍”も含まれているのですから、リィンさん達と一緒にエレボニア帝国軍と戦う事は主の助けにもなりますから、私の事も遠慮なく”戦力”として活用してください。」
ベアトリースの問いかけを誤魔化したリィンはリタに確認し、確認されたリタは静かな笑みを浮かべて答えた。
「ありがとう。―――――国土の東半分を占領された事で敵軍の抵抗もより激しくなるだろう。また”優勢”という”驕り”は時には油断を招き、それが”敗北”や”死”に繋がる事になりかねない。―――――気を引き締め直して行くぞ!!」
「イエス・コマンダー!!」
リタに感謝の言葉を述べたリィンは仲間達や配下の軍人達を見回して忠告した後号令をかけ、リィンの号令にその場にいる全員は力強く答えた。
同日AM:9:00―――――
1時間後、奪還作戦を開始したヴァイスラント新生軍の主力はゼクス将軍の指揮の元ジュノー海上要塞方面へと進軍し、ヴァイスラント新生軍の登場を察知したジュノー海上要塞に配備されていた正規軍が迎撃の為に次々と出撃し、ヴァイスラント新生軍と激突していた。
〜エレボニア帝国西部・ラマール州・紺碧の海都オルディス近郊〜
「―――――ヴァイスラント新生軍、突撃開始!今こそ帝国政府によって占領されたオルディスを将軍閣下達の代わりに俺達の手で取り戻すぞ!!」
「オオオオオォォォォォ――――――ッ!!」
ヘクトルを操縦しているウォレス准将の号令に力強く答えたヴァイスラント新生軍はオルディスの近郊で迎撃態勢を取っている正規軍へと突撃して戦闘を開始した。
「フン!ついに来たか非国民どもが……!ジュノーからの援軍と挟み撃ちにして全員討ち取ってくれる……!」
一方その様子を見ていた司令官は鼻を鳴らして不敵な笑みを浮かべたが
「ほ、報告!ヴァイスラント新生軍の別働隊がジュノー海上要塞近郊に出現!ジュノー防衛の為にこちらにすぐに援軍を向かわせるのは難しいとの事!」
「何だとぉっ!?」
慌てた様子の部下の軍人の報告を聞くと驚きの声を上げた。
〜西ラマール街道〜
「(まさか祖国の誇りの為……皇帝陛下達の為に祖国の戦争相手である連合側について、かつての敵であった貴族連合軍の本拠地を落とす作戦に関わる事になるとは、皮肉な話だな……)―――――これより作戦を開始する。総員、戦闘開始!」
「イエス・コマンダー!!」
同じ頃少しの間物思いにふけっていたゼクス将軍はすぐに表情を引き締めて力強い号令をかけ、ゼクス将軍の号令に力強く答えた軍人達は次々と自分達の敵である帝国正規軍へと突撃を開始し
「おのれ……!まさかジュノーをオルディスと同時に落と
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