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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ弐
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自分を助けてくれたんだ。
悪く思えるはずがない。

「お、俺に何か用で?」
「ええ。お迎えに上がりました。」

何故ここに来て助けてくれたのか、
その理由は男のサーヴァントであるメドゥーサが説明してくれた。

「今、全国各地に魔神柱らしきものが出現。特に多いのが東京周辺、更にその中でも強大な魔力反応のものが4つとなっています。」
「はい…。」
「助けに行きましょう。彼を。」
「か、彼?彼って?」

彼と言われても誰だか分からない。
しかし説明は後だと言わんばかりに男は踵を返し、メドゥーサの宝具で生み出したであろうペガサスに乗り込んだ。

「ともかく時間が無い。俺は天王寺 零(てんのうじ れい)。こっちはサーヴァントのメドゥーサだ。」
「メドゥーサです。よろしくお願いします。」

手短に自己紹介を済まされる。
しかし、

「随分と偉くなりましたね。姉の私に挨拶すらないなんて。」
「あっ、」

そんなことはステンノが許さなかった。
主にメドゥーサに対して。

「いえ…申し訳ありません…ただ今は一分一秒と時間が惜しいのです。」
「私よりも優先すること?あんな気持ちの悪い魔神柱を倒すのが。」
「そ、それは…!」

長身のメドゥーサが幼さが残る見た目のステンノにぺこぺこと申し訳なさそうに頭を下げている。
実にシュールな光景ではある。

「と、ともかくステンノ様!お説教は後にして今は急ぎましょうよ!」
「…そうね。姉としてはまだまだ足りないのだけれど世界の危機なのだし、これくらいで勘弁しておきましょうか。」

?

「くそぉ!!どけぇ!!」

場所は戻り東京。
そこでまぁ俺達は頑張って旧神柱を殺しまくってる。
やべーのな、倒すと聖晶片ジャラジャラ出てくるわ。
ってそんなことはどうでもいい。

「さっき言ったことは本当なんだな!!紫式部!!」

走りながら大和が紫式部に何かを聞き返す。
その何かとは

「はい。旧神柱の中に強大な反応を示すものが四本。その内一本が"核"をなしていると思われます。」

無限に現れ続けている旧神柱。
しかしそれにも、全ての旧神柱に魔力を送り続けているリーダー、すなわち"核"にあたるものが存在するのが魔力探知により分かった。
ならそこにまっすぐ向かってそいつをぶっ殺せばいいだけの話だが…

「しかしそれを囲うように三本の旧神柱が守り合い、結界らしきものを展開しています。」
「もうそこまで来ると…"アレ"しかないよね。」

結界には手も足も出せない。
そして三本の強大な魔力を持った旧神柱が結界を作り出している。
となれば、おっきーの言ったアレしかない。

「それぞれのエリアにいる旧神柱を各個撃破するしかありません!」
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