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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ弐
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エゴ、あの蘆屋道満を従えていた。

「あんなのに世界を支配されたら私は悲劇のヒロインになれないよ。私の理想に、あれはいらない。」
「ンンンンンン!ではこの蘆屋道満!マスターの理想の為尽力すると致しましょう!!さぁ昭光殿!お目覚めを!!」


?

そしてまた別の地方では

「あれって…テレビに映ってた葛城財団のトップだよな…!」
「ええ、そうですね。確かモリアーティさんが悪の風上にも置けない男と仰ってました。」

旧神柱を見上げるマスターとサーヴァント。
彼は喫茶店、『ダークラウンズ』の店長である吉柳 飛翔(きりゅう つばさ)
そしてサーヴァントは謎のヒロインXオルタ、えっちゃんだ。

「何はともあれ明日もお店は営業します。アイドルもやります。予定はたくさんあるのにあんなキモイのに居座られてはたまったものではありません。マスター。消しましょう。」
「え、アイドル?えっちゃんアイドルやるの?」

よくわからないことを言い出すえっちゃんにマスターは聞き直すが、既に営業のメイド服からいつもの霊衣にえっちゃんは着替え、戦闘態勢に入っていた。

「ええ、詳しいことは後で。マスターは勿論私のファン一号ですから。」
「あ…ああ!!」

戸惑いながらも頷くマスター。
そしてえっちゃんは明日の日々の為、そしてヴィランとして旧神柱を刈るのであった。

?

そして場所は変わり、
かつて探偵と特撮ヲタクがお世話になったあの島でも…。

「なんで…おれ、さまが…こんなデブごときにぃい…!!」

バキバキと音を立て、崩れゆく旧神柱。
そこにいたのは拳を前に突き出した白島 陸であった。

「なんとか…なった…!」
「すごいわねマスター。まさか本当に魔神柱みたいな化け物を倒せるなんて思わなかったわ。」

そういい、彼のサーヴァントであるステンノはぱちぱちと拍手を送った。

「…なんか冷たくありません?」
「そう?これでも精一杯の賞賛を送っているのよ?ほら、こうして女神が応援しているのだから、"次も"頑張りなさいな。」
「次も…?」

ステンノの言ったことに陸は思わず聞き返したが、それは聞き間違いでも何でもなかったことがすぐにわかった。
なぜなら

「ぶっははははは!!!たかが一回倒したくらいじゃ俺様は死なねぇんだよ!!」

彼の目の前にまた新しく、旧神柱が生えたのだから。

「さっきはよくもやってくれたなァ!デブの分際でよぉ!!」
「そ、それは自分のこと鏡でよく見てから言え!!人のこと言えないぞ!!」

悪態をつくも陸自身、旧神柱一本を折るのは中々骨の折れる作業だ。
さっきの一回倒すのでやっとだったし、また同じ相手をするのには無理があった。

「けどステンノ様が見てる
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