第十四話
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名されなきゃ落第確定か…最悪だなぁ。
俺的には海軍の軍官に指名してもらいたい。戦艦ってカッコイイじゃん。
そうして、授業を七時間受けたあと家に帰り、すぐ見つけたマンションに引越しをして、アルバイトを探していたら一日が終わった。
翌日、学校に登校すると凄い賑わいだった。
学校は海辺に面しており、隣町は以前の襲来のせいで焼け野原になってしまったがこっちには被害がなく、大丈夫だった。海辺に面しているから、そこに戦艦や各巡洋艦が並んでいた。
更には戦車や銃器など、陸軍や空軍が来ているのがよく分かる。
ってことは知り合いも着てそうで怖いな。
そう思いながら学校に入っていく最中に前で話している生徒の会話を聞いた。
「なぁ、聞いたか?」
「ん?なにをだ?にしてもすごい賑わいだな。あれだろ?実習だろ?去年の先輩らの時こんなに生徒が賑わってたっけ?」
「そうそれだよ。今年から一から三年まで実習になったんだけど、この賑わい、それだけじゃ無いらしいんだよ。」
「どういう事だよ?」
「なんでも今回は元帥クラスが来てるらしいんだよ!」
「…はぁ!?なにそれ!前代未聞じゃん!会話は勿論顔を間近で見るのすら許されないっていうあの元帥クラスが!?」
「あぁ…しかも陸海空の三つ全部らしい。」
「うっそだろ!?マジか!おい、急いで行こうぜ!もしかしたら指名されるかもしれないぜ!」
「無理無理。期待すんなって。どうせ選ばれんのは世界を牛耳ってるCEOの御曹司とかそこら辺のヤツらだって。」
「うぅ…それは…無理だな…。皆社長の息子とかだもんなー、俺もだけどさ。」
「そうそう、俺らは佐官クラスの軍官に指名されるの願ってよーぜ。」
「そうだなー、佐官クラスの軍官に指名されるだけで未来安定だよなー。」
「ま、そうだな。ほら、さっさといこーぜ。」
…マジか。最悪じゃねーか。
ってかなんだよ。元帥とか大将クラスってそんな尊い存在なの!?
俺陸海軍の元帥大将と会ったことあるし、こっちで働かない?って聞かれたことあるから顔覚えられてそう…。
目立ちたくないから会わない事を願ってよ…。神よ…!
願いながら教室に入る。
「おい、落第確定くん!おはよう!」
「おい、やめとけって今日は。見られてたらどうするんだ!」
「っち!お前は黙ってろ!」
「うっ…、分かったよ…」
「おい落ちこぼれ!挨拶してやったんだから挨拶しろよ。あ?耳あんの?」
付き人Aくん可哀想だな。
「あぁ。おはよう。先生来るから座った方がいいぞ。」
「っち!落第確定のクズが…。」
舌打ちすきなのかな?
HRが始まる。
「おはようございます。今日も皆居ますね。では、今日から実習になりますので、男子は体育館で、女子は
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