提督と艦娘とスイーツと・63
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言葉は浮かんで来ないんだよな。寧ろ、可哀想とか憐れみの感情が先に来ちまうな、ウン。
「まぁ、デブはお断りだが」
デブと豊満なボディはそれこそ月とすっぽんだ。全く違う。
「でもそれ、曙ちゃんの前ではあんまり言わないであげて下さいね?」
「あん?なんでそこで曙の名前が出てくる」
「曙ちゃん、あんまり、その……おっぱいが大きくならないの気にしてて」
「なんだよ、そんなことか」
思わず盛大に溜め息が漏れる。
「あのなぁ、身体の肉付きってのは成長と同じく個人差が出るもんだ」
筋肉はトレーニングの種類の調整等である程度コントロール出来るが、いかんせん脂肪はどうしようもない。胸に付きやすい奴、腹に付きやすい奴、尻や太股に付きやすい奴。様々だ。
俺は自他共に認めるおっぱい星人だが、オンナの魅力はそれだけではないと知っている。
「まぁ、おっぱいがデカイ方が好みなのは否定せんがな!」
「あぅ……」
俺の勢いに潮が若干たじろぐ。
「じゃ、じゃあ……わ、私の事はどう、ですか?」
「素晴らしいおっぱいだ、好きか嫌いかで言えば大好きだぞ」
「ふええっ!?////」
自分で聞いといて赤面すんなチクショウ、可愛いぞ。だが悲しきかな潮の錬度は95。ケッコンまでの道程はここからが険しい所だ。ウチの鉄の掟、『手を出すのは提督も艦娘もケッコンしてから』の下、幾ら俺が好意を寄せようが手出しは出来ない。否、しちゃいけない。他の連中も歯止めが効かなくなるからな。
「まぁ、お前の好意は受け取っておく。精々早くケッコン出来るように頑張ってくれや」
「はいっ、私頑張りますね!」
潮は眩しい笑顔でそう豪語した。
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