第千百九十六話 総理になった時
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第千百九十六話 総理になった時
伊藤さんは日本の最初の内閣総理大臣つまり日本の上司の一番偉い人になりました、この時伊藤さんは日本に言いました。
「昔松陰先生に宰相の器だと言われて」
「本当になられましたね」
「いやあ、褒め過ぎですよと思ったら」
これがというのです。
「本当になったよ」
「私も相応しいと思いますよ」
日本は伊藤さんに微笑んで答えました。
「伊藤さんはです」
「一国の宰相に相応しいんだね」
「私の上司の一番偉い人に」
「しかしわし愛嬌はあるって言われたけれど」
伊藤さんはそれでもとも言いました。
「頭よくないしな」
「いえ、いつも学ばれて」
「それなりにいいかな」
「頭の回転も早いですし」
「そうだといいけれどね」
「これから頑張って下さい」
「日本さんにそう言われるとな」
伊藤さんは陽気に明るく笑って応えました、何とこの人はお百姓さんから養子に入って武士になった時にもう宰相の器と言われていたのです。
第千百九十六話 完
2021・5・1
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