第千百九十三話 明治の上司の人
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第千百九十三話 明治の上司の人
日本はタイとこの時昔話に興じていました、かつて二国はアジアで数少ない独立国同士であり今も上司の上司の人がおられる国として親交があるのです。
その中でタイは日本にいつもの微笑みで言いました。
「日本さんの上司の人が出来た方ばかりだったので」
「明治の頃ですか」
「あの頃は凄かったですね」
「今思えばそうですね」
日本も微笑んで頷きました。
「まことに素晴らしい方ばかりでした」
「はい、あの方々のことをです」
「これからですね」
「お話してくれませんか」
「それでは」
日本はタイに応えました、そして。
「では私が覚えている限りで」
「思えば昔ですからね」
「明治も今ではそうですね」
「はい、今は令和ですし」
「そう思うと余計にです」
「昔ですね」
その昔のお話をなのでした。
日本はタイに過去のことを振り返りながらお話していきました、それは日本にとっては懐かしく素晴らしい思い出でした。
第千百九十三話 完
2021・4・30
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