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ドリトル先生と不思議な蛸
第十二幕その五

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「そうだったね」
「うん、そうだね」
「そう言われるとその通りね」
「ヒョウモンダコについても」
「本当にね」
「そう、だからね」 
 それでというのです。
「それこそ何に対してもだよ」
「まずは知ること」
「そのことからだね」
「先生の言う通りだね」
「先生はそうしたことがわかっているから」
「本当にいいよ」
「僕は学者だから」
 それでというのです。
「やっぱりね」
「こうしたことはだよね」
「真剣に考えて」
「そうして学んで知って」
「見ているんだね」
「そうなんだ、しかし僕もね」
 先生ご自身もというのです。
「やっぱりね」
「知らないことあるんだ」
「どうしても」
「そうしたことも」
「人間の知識はほんの少しだよ」
 先生もというのです。
「だからね」
「それでだね」
「どうしてもなのね」
「先生も知らないことがあって」
「しっかりした対応が出来ないこともあるんだ」
「それが怖いんだ」
 先生は真剣なお顔で言いました。
「知らないちんとした知識を備えていなくて」
「間違える」
「そのことが怖い」
「先生にとっては」
「そう、知らないことも怖いけれど」
 それだけでなくというのです。
「間違った知識もね」
「それも怖い」
「そうだっていうんだね」
「先生にしてみると」
「そちらも」
「そう思っているんだ」
 皆が煎れてくれた紅茶のお代わりを貰いつつお話しました。
「僕はね」
「だからちゃんと学んでいる」
「いつもだね」
「そうしているんだね」
「あらゆる学問を」
「そうしているんだ」
 実際にというのです。
「本当にね」
「それでだね」
「今も学んで」
「正しい知識を手に入れていっているのね」
「そうなんだ、生きものについてもね」
 こちらのことについてもというのです。
「本当にね」
「じゃあこれからもだね」
「学ぶわね」
「あらゆることを」
「そうしていくのね」
「そうしていくよ」
 先生は皆に笑顔でお話しました、そしてです。
 数日後サラがまた日本に来るというお話を聞いてです、理事長さんにお部屋に呼ばれてそうしてでした。
 ヒョウモンダコについてです、こうお話しました。
「オーストラリアで」
「確保出来てですか」
「はい、そして」
 そうしてというのです。
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