集まるオーパーツ
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トは自らの体を支えることができず、雪道に倒れてしまった。
「バリ楽しい狩りだったぜ? ビースト」
コウスケに戻り、顔を上げる。
バングレイは、シノビのオーパーツを持ちながら、コウスケの目の前にしゃがんだ。
「また遊ぼうぜ? その時はまた、ウィザードやら他のやつらを連れて来いよ」
「待て……!」
そのまま歩み去ろうとしたバングレイの足を、コウスケは掴む。
「お前……」
「離せよ。俺は今からベルセルクも狩りに行かなくちゃいけねえんだ」
「! させるか!」
コウスケはバングレイにしがみつく。
「行かせねえ! 響のところになんざ、ぜってえに行かせねえぞ!」
「はあ……」
バングレイは深くため息をついた。コウスケの襟首を掴み上げたバングレイは、ぐいとコウスケに顔を近づける。
「俺の狩りだ。何を狩ろうが勝手だろ」
そして、そのままバングレイはコウスケの腹に蹴りを入れる。
「ぶおっ!」
再び雪道に倒れるコウスケ。
「待ちやがれ……! バングレイ……!」
だが、呻き交じりのコウスケの声を、バングレイが聞き届けるわけがなかった。
「あばよ。ビースト。今日はここまでだ」
すでにバングレイの姿は、雪道に見えなくなっていた。
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