暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:18 野望
[1/11]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
デプスドラグーンを退けたエックス達はリディプスの執務室に向かう。
最後の扉を潜ると、ギガンティスに向かう前にエックス達を迎えた時と変わらない眺めだった。
エックスとゼロとルインは、あの日と同じようにリディプスと向かい合っていた。
違っているのは、シャドウの代わりに今はアクセルが横にいて、4人には既に上官に対しての尊敬や敬意はなく、敵意と怒りを表していることだった。
「ほう、エックス!それにルイン達とレジスタンスの諸君。素晴らしい…生きていたのか」
リディプスは怒りに震えるエックス達を振り返りもせずに言った。
無警戒のようにリディプスはエックス達に背を向けていたが、まるで隙がない。
「何を言ってるの!?私達やギガンティスのみんなを裏切っておいて何様のつもりなの!?」
リディプスは背後からのルインの罵倒を平然と背中で受け止め、含み笑いを漏らした。
「私が何か?そうだな…。“神”かな?かつてのシグマやルミネを含めた新世代型レプリロイドですら到達出来なかった。全レプリロイドの頂点に立つ者だ。」
「な…っ!?」
その発言には、流石のゼロも絶句するしかなかった。
答えを聞いたルインは鋭くリディプスを見据え、シナモンは狂人を見るような目でリディプスの背中を見つめ、マッシモとマリノも目を見開いた。
一体、リディプスの頭の中では、どのような狂った妄想が繰り広げられているのだろうか。
「……リディプス大佐…説明してもらえますか?私達は、あなたの命令でギガンティスに行きました。イプシロンを倒し、リベリオンを壊滅させ、反乱を防ぎました。それも全て罠だったんですか?」
リディプスのあまりの発言によって逆に冷静になったルインの質問に、リディプスは声を上げて笑った。
「ハッハッハッハッハッハッ…。そうだな、イプシロンを倒してくれたことには感謝せねばな。おかげで私は目的を果たせたわけだからな」
リディプスが高笑いするなど、以前では考えられないことだが、その笑い声は邪悪な響きがあった。
「答えろ!何を企んでいる!?」
エックスの怒りに満ちた声が執務室に響き渡った次の瞬間、リディプスが口を開いた。
「言ったろう。私は神になると」
「ふざけるな…!」
怒りで全身から抑えきれなくなったエネルギーが迸り始めており、今にもゼロはリディプスに斬りかかりそうな状態だ。
「勇ましいな。イレギュラーハンターとレジスタンスの諸君。私をどうしようと言うのだね?」
受け入れ難いが、もはやリディプスの思考は異常だ。
エックスが右腕をターボバスターに変型させるとリディプスの背中に向けた。
「リディプス!お前は…、お前は……イレギュラーだ!!」
イレギュラーと宣
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ