暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:18 野望
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マッシモが前に出ると、メテオに向けて高出力レーザーを放つことでいくつかはメテオを粉砕したが、残りのメテオが降り注いだ。

「うっ!!」

「うわああああ!!」

「ぐおおおおっ!!」

「アクセルさん!マリノさん!マッシモさん!!」

メテオをまともに喰らった3人が吹き飛ばされた。

吹き飛ばされて瓦礫に埋もれてしまった3人を助けようと駆け寄るシナモンであったが、リディプスはそんなシナモンに高出力レーザーを放った。

「きゃあああああっ!!」

「ルインさん!?」

「ルイン!!」

シナモンを庇って、代わりに高出力レーザーを背中にまともに喰らったルインはうつ伏せに倒れた。

「くそ…っ、許さんぞリディプス!!」

紅蓮剣を構えるゼロ。

この武器の火力は凄まじいが、防御力が著しく下がるデメリットがある。

しかしリディプスのような相手では通常のレプリロイドの防御力などあって無いような物だ。

紅蓮剣に全エネルギーを収束させながら、ゼロはダッシュでリディプスに突撃する。

「愚かな、血迷ったか!デウス・エクス・マーキナー!!」

再び降り注ぐメテオ。

ゼロは喰らっても構わないと言わんばかりに致命傷を避けながら接近した。

「喰らえリディプス!零式兜割!!」

「なっ!?ぐあああああああ!!」

捨て身の紅蓮剣の一撃は超フォースメタルのバリアとぶつかり合って拮抗するが、紅蓮の刃はバリアを粉砕しながらリディプスに炸裂した。

「くっ…、やった…?」

何とかダメージから立ち直り、目を覚ましたエックス。

「はあっ!!はあっ!!」

ダメージによって膝を着くゼロ。

いくら致命傷を避けたとは言え、防御力を失った状態で攻撃を受けたのだ。

アーマーの所々から火花が出ており、負荷を軽くするためにハイパーモードを解除した瞬間であった。

「ふ、ふふふ…今のは少し焦ったぞ…」

「な…っ!?」

「そ、そんな…」

「バリアとの激突で、威力が落ちていたのか…!?」

「この程度では私を倒すことなど不可能だ。」

「ゼロさん、今回復を…」

「余計な真似をするな!」

「きゃあああああっ!!」

リディプスの高出力レーザーがシナモンに炸裂し、シナモンは勢い良く吹き飛ばされた。

「シナモン!」

「く…っ!よくも…」

ボロボロになりながらも立ち上がろうとするエックスを嘲笑うリディプス。

「ハハハハハ…なんと貧弱なことか!分かるか?これが究極の力…神の力だ!」

リディプスは細い首を伸ばして、背後の地球を見遣る。

「見よ、我が手にはこの星すらちっぽけだ。私は世界を統べる神となったのだ!フハハハ
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