第六百十一話 普通の人が悪人になってその六
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「要するに」
「それ一番始末に負えないわよね」
「馬鹿の中でもね」
「しかも知識人様になってるから」
「哲学者様とかね」
「あと作家様」
「子供より頭悪いのに」
こうした哲学者や作家も昔からいる、世には賢者がいれば馬鹿者もいるのは何時でも何処でも同じことだろうか。
「それでもね」
「知識人イコール頭がいい」
「頭がいいイコールえらいでね」
「もうどうしようもないのよね」
「そうした馬鹿って」
「いや、本当にね」
三人でこうした話をしてだった。
ダイアナは一呼吸置いてこう言った。
「そんな人の書いた本読むより」
「それよりもね」
「小説読んだ方がいいのよね」
「それもライトノベルとかね」
「それにシェークルピア」
「そうよね」
レミとルビーも応えた。
「というか小説家でもね」
「何か格のある賞受賞して純文学で有名になると」
「それだけで勘違いする人いるわよね」
「そもそもいい大学出てるから」
「俺より頭いい奴いないとか思い込んで」
「それも見え見えで」
それでというのだ。
「もう的外れなことばかり言って」
「本物の馬鹿だってネットで思われてるのに」
「そんなのは戯言だとか思って」
「態度もあらためないのよね」
「そういうのがよね」
ダイアナはまさにと指摘する様に言い切った。
「本当に本物のね」
「馬鹿よね」
「それでやっぱりそうした人の本って小難しい言葉ばかりだし」
「それで難しい問題扱ってみた俺凄いだろって意識見え見えで」
「もう鼻につくのよね」
「偉そうなふんぞり返った態度も丸わかりで」
「この人ずっとこうなんだろうって思わせるのよね」
ルビーもレミも言った。
「何があっても反省しない」
「それで行いもあらためない」
「誰の忠告も聞かないから」
「自分が一番偉いと思い込んでいてね」
「それで自分以外は皆馬鹿だと思ってるから」
「人の話も聞かないわね」
「人間そうなったら」
ダイアナは眉を曇らせて述べた。
「おしまいよね」
「もうね」
「その時点でね」
ルビーにも言った。
「おしまいよ」
「そうよね」
「だって自分が間違えてもよ」
「人は間違えるのに」
「それにずっと気付かないままいくから」
「おしまいよね」
「本当にね。部外者でも言うことが大事なんじゃなくて」
ダイアナはこうも言った、意見を出すことは問題ないというのだ。
「それって普通にネットで誰でも出来るし」
「問題は言ってる内容よね」
「それが馬鹿だとね」
「駄目なのよね」
「それでその馬鹿なのに気付かない」
「それが駄目なのよね」
「何とか賞貰っていても何とか大学の教授でも」
肩書がどうであれというのだ。
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