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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第126話
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や”機甲兵”も使えないだろうし。―――――まあ、彼らがカイエン公爵家の城館の被害を無視するのだったら話は別だけどねぇ?何せ前カイエン公は去年の内戦の主犯にしてメンフィルがエレボニアに戦争を仕掛ける原因となった人物――――――つまり、紅き翼にとっては”全ての元凶”の一人の上、Z組や”協力者達”もそうだけど、トールズの関係者にもカイエン公爵家の関係者はいないのだから、”色々な意味”でカイエン公爵家に対しての配慮をする必要がないもの♪」

「レン、貴女ね……そういうことはせめてミュゼさん達がいない所で言いなさいよ……」

「うーん………ルシエルさんの”策”によってルシエルさん達との戦闘で”騎神”達を呼ぶことができなかったルーレの件もそうですが、戦後カイエン公爵家―――――いえ、”メンフィル・クロスベル連合と良好な関係を築いている私を敵に回すリスク”を考えるとその可能性は絶対にありえないとは思うのですが…………もし本当にそのような事を実行して、公爵家の城館に大きな被害を与えた場合、例え相手が皇太子殿下達であろうとも責任を追及した上で”損害賠償”を要求しますし、”その件を私が殿下達に対して非協力的になった際に反論を許さないネタ”にしますわ♪」

ベアトリースの問いかけに対して少しの間考えた後答えを口にしたルシエルの推測に同意したレンは意味ありげな笑みを浮かべてミュゼに視線を向け、レンの発言にプリネは呆れた表情で頭を抱えて指摘し、レンに視線を向けられたミュゼは困った表情を浮かべた後笑顔を浮かべて答え、ミュゼの答えを聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「ミュゼの件を置いておくとしても、要するにあの人達は今回の件でアルゼイド子爵を助ける為に”漁夫の利”を狙っているって事ですね。」

「ま、戦略で考えれば合理的な”策”だな。――――――それで?今回の要請(オーダー)で最も難関となると思われるカイエン公爵家の城館の奪還部隊は誰の部隊が担当するかは考えているのか?」

我に返ったリシテアはジト目で紅き翼の面々を思い浮かべ、クロードは肩をすくめて答えた後気を取り直してリィン達に問いかけた。



そしてブリーフィングを続けた結果、カイエン公爵家の城館を奪還する部隊は”光のガウェイン”や紅き翼対策の為に一時的に部隊から外れてリィン隊の指揮下に入るクロードとレーヴェ、レンを加えたリィン隊、鉄機隊、エーデルガルト隊、ディミトリ隊が担当することになり、その内”光のガウェイン”に直接挑む戦闘メンバーはリィン、エーデルガルト、ディミトリ、クロード、オリエ、アイドス、紅き翼対策メンバーはデュバリィ、エンネア、アイネス、レーヴェ、エリゼ、レン、ベルフェゴール、アンリエットが担当することになり、”囮”であるオルディスの港湾区で迎撃する部隊は
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