第126話
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ないだろうから、今回は彼女達と直接相対するような事はないだろう。」
「まあ、その代わり前回の反省を生かした布陣――――――ヴィータや”怪盗紳士”達の加勢も計算した上での戦力にアタシ達を阻ませる事はほぼ間違いないでしょうね。」
「ぜ、”前回の反省を生かした布陣”って事はまさかエリゼ君達以上の戦力を僕達にぶつけるって事か!?」
「”前回の反省を生かした布陣”――――――わたくし達や”怪盗紳士”達を纏めて相手できる戦力という事になると、それこそベルフェゴール様達――――――”魔神”の方々か最悪の場合は”女神”であるアイドス様が阻んでくるかもしれませんわね……」
ミュラーの推測の後に答えたセリーヌの推測を聞いたマキアスは表情を引き攣らせて声を上げ、シャロンは静かな表情で推測した。
「……少なくてもアイドスさんをあたし達を阻む戦力にはしないと思うわ。魔術は攻撃、回復、支援の全てを扱える上”飛燕剣”の使い手でもあるアイドスさんは子爵閣下との戦闘で勝利する重要な”鍵”となってそのアイドスさんをあたし達にぶつけたら”本末転倒”になってしまうでしょうからね。」
「そうなるとやっぱり”魔神”――――――エヴリーヌちゃん達の内の誰かが阻んでくるかもしれませんね……」
「後はレーヴェの野郎を俺達を阻む戦力にするかもしれねぇな。」
静かな表情で呟いたシェラザードの推測に続くようにアネラスは不安そうな表情で、アガットは厳しい表情でそれぞれの推測を口にした。
「それ以外にもまだ肝心な問題が残っているぜ。」
「へ……その”肝心な問題”って何なのかしら?」
クロウが呟いた言葉が気になったアリサはクロウに訊ねた。
「仮にリィン達が用意した俺達を阻む連中を超えて子爵閣下の元に辿り着いたとしても、俺達の戦力だけで子爵閣下――――――”エレボニア最高の剣士”と称えられている”光の剣匠”に勝てるのかよ?」
「……それは………」
「ハッ、幾ら化物じみた強さの剣士だろうと、数はこっちが圧倒的に上なんだから数の差で圧しちまえばなんとかなるだろう。実際、黒の工房の時もそれでいけたじゃねぇか。」
クロウの指摘を聞いたラウラは複雑そうな表情を浮かべ、アッシュは鼻を鳴らして指摘した。
「幾ら何でも子爵閣下を舐め過ぎているわよ………子爵閣下――――――”光の剣匠”は幾ら数をそろえても生半可な戦力では制圧できるような相手ではないわ。」
「それに多分リィン達が用意したボク達を邪魔する戦力の対策の為にルーレの時みたいに何人かが残る必要があると思うから、ここにいる全員で”光の剣匠”に挑めないと思うよ〜。」
「他力本願にはなるけど、わたし達が到着する前にリィン達がラウラのお父さんをある程度疲弊させてい
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