第二章
[8]前話
「そういうことだ」
「そうよね」
「散歩もブラッシングも必要だからな」
「それをするなら」
「それ用のものにしないとな」
「どれでもいい訳じゃないわね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「本当にな」
「そうしていかないとね」
「ふわりにはな、別の種類の犬にはな」
「その犬の為のリードやブラシね」
「それが必要だ」
その犬の大きさによってというのだ。
「そうなんだよ」
「トイプードルにセントバーナードのリード付けても」
「普通に大きさが何十倍もあるんだ」
トイプードルとセントバーナードではというのだ。
「ふわりはニキロ位だな」
「それ位ね」
「あっちは百キロあるんだ」
「土佐犬もそうよね」
「そんなに違うのにな」
「同じリードは使えないわね」
「ブラシもな」
こちらもというのだ。
「そうだ」
「その通りね」
「そこはちゃんとしてだ」
「やっていかないと駄目ね」
「あの馬鹿共でも出来たんだ」
またふわりの前の飼い主達を全否定で以て述べた。
「だったらな」
「私達に出来ない筈がないわね」
「それどころか連中より遥かにな」
それこそというのだった。
「出来るさ」
「あんな酷い人達よりね」
「ああ、出来るならな」
それならとだ、夫はさらに言った。
「それをな」
「していくことね」
「そうしていこうな」
散歩をしながら話した、そして。
家に帰るとだ、夫はふわりのブラッシングの用意をした、ふわりにブラシを持ってそのうえで声をかけた。
「今度はブラッシングだぞ」
「ワンッ」
ふわりは彼に笑顔で応えた、そうしてだった。
今度は彼女のブラッシングをした、リードにブラシも小型犬それもその中でも小さい種類の為のものでふわりも喜んでいた。
それぞれの犬のサイズ 完
2021・4・27
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