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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
Fはやっぱり大団円で/王の野望は終わらない
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て優勝パレードみたいなことでもすんの?
やめてくれよ。俺今いちばん何したいって言ったら帰って寝たいわ。
有名人扱いとかそういうのはいいからさ。とにかく寝たいのよ。
「まーちゃん疲れたぁ。」
「俺もだよ。でも休めるのはしばらく後だろうぜ。」
「えー。」
ぐったりと俺の肩によりかかるおっきー。
あぁいいね。決めた。やることやったら帰ってえっちしよ。
「…?」
「あれ、どしたの?」
と、皆が歩みを進める中、紫式部だけがその場から動かずにいた。
「香子…?」
「おかしい…変です…!」
「変?」
紫式部が慌てた様子で辺りを見回す。
周りにいるのは人だが、一体何があるって言うんだろうか。
「皆さん!!付近に…いいえ!至る場所から莫大な魔力反応が!!!」
「え?」
その直後だ。
「!!」
突如地面を突き破り、巨大な何かが出現した。
塔のように見上げるほど高く、ゆらゆらとうねる何か。
やがて同じようなものが周囲の人々を蹴散らしながら続々と現れる。
「おいおいうそだろ!!」
"それ"は、俺達FGOプレイヤーなら誰もが見たことあるモノ。
物語の終盤に立ちはだかったモノ。
人類悪、ビースト1であるゲーティアそのものであり、またソロモン王が従えた72柱の悪魔の名を冠したモノ。
それは
「これは…」
「魔神柱じゃねーか!!!!」
魔神柱。
何本、何十本ものそれが東京に突如として顕現した。
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