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ドリトル先生と不思議な蛸
第十一幕その八

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「目撃されることも稀で」
「それが多いとまで、ですね」
「言われます」
 その様にというのです。
「実際に」
「そうですか」
「ですから」 
 それでというのです。
「飼育する為に捕獲することも」
「難しいですか」
「そうです、ですが」
「それでもですね」
「飼育、研究が出来るなら」
 それならというのです。
「行うべきです、オーストラリアの海にもいますから」
「オーストラリアですか」
「はい、あちらでは事故も起こっていますし」
「噛まれてですか」
「命を落とした人もいますので」
 実際にそうした事件が起こっているからというのです。
「ですから」
「だからですね」
「はい」
 まさにというのです。
「オーストラリアならです」
「当学園はオーストラリアとも関係が深いです」
「留学生を多く受け入れていて」
「研究員もですし」
「文化の研究も行っていますね」
 オーストラリアのそれもです。
「アボリジニーの人達のそれも」
「そして生きものの研究も」
「でしたら」
 それならとです、先生は理事長さんにお話しました。
「あちらのつてを使って」
「そしてですね」
「ヒョウモンダコを水族館に迎え入れ」
 そしてというのです。
「そのうえで」
「さらにですね」
「飼育し研究をです」
「していくことですね」
「そうしていきましょう」
 先生はヒョウモンダコのお話していきました、そしてです。
 理事長さんは先生のお話に頷いてその通りにしていくことをしました、そしてそのうえでなのでした。
 お話を終えるとようやくお家に帰りました、そのうえで。
 ティータイムに入ると皆が先生に言いました。
「いや、遂にだね」
「遂にお家に帰ったね」
「それもお茶の時間に間に合ったし」
「よかったわね」
「全くだね」
 笑顔で応える先生でした。
「三時のこのお茶はね」
「先生は絶対だから」
「十時も飲んでるけれど」
「三時は特にだね」
「絶対だから」
「そう、若しもね」 
 それこそというのです。
「僕は三時のこのお茶がないとね」
「もう残念で仕方ないね」
「毎日楽しんでるし」
「お茶を飲んでお菓子を食べて」
「そうしてね」
「この通りね」 
 今お茶を飲んで言いました。
「そうしているよ」
「今日は和風ね」
 ポリネシアが言ってきました。
「お茶は麦茶で」
「そしてお菓子は水羊羹に」
 食いしん坊のダブダブが見るのはこちらでした。
「それに三色団子ときんつばだね」
「いや、水羊羹がいいね」
 ジップはそちらを見ています。
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