第四百五十九話 一つになってその十
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「それでこれだけだよ」
「そうですか」
「イカロスちゃんも食うだ」
かまどはイカロスに笑顔で言った。
「そしてだ」
「明日も訓練ですね」
「頑張るだ」
「食って飲んでな」
みねねはワインをラッパ飲みしつつ話した。
「しっかり寝るんだよ」
「そうすることですか」
「風呂も入ってな」
それも忘れずにというのだ。
「やっていこうな」
「わかりました」
ここでイカロスは微笑んだ、すると。
その笑顔を見てだ、コンはこう言った。
「その笑顔最高ですぞ」
「そうですか」
「イカロス殿のお心が出ていて」
それでというのだ。
「最高ですぞ」
「それじゃあ」
「笑顔のままでいるべきです」
こんはこうも言った。
「これからも」
「皆さんそう言われますね」
「何時でも言いますぞ」
「それじゃあ今からも」
「笑っていきましょう」
「そうしていきます」
「智樹君もそう言ってるしね」
立花響も言うことだった。
「そうしていこうね」
「はい」
「イカロスちゃん声も奇麗だしね」
「確かにその声奇麗だな」
叡山も認めることだった。
「ヴィクトーリャさんと同じ位な」
「そういえばそっくりだな」
ドルテも認めることだった。
「私とも」
「そうそう、あんたともな」
叡山はドルテにも応えた。
「そして玲奈ちゃんともな」
「そうだな」
「というかイカロスそっくりの人多いな」
アストレアが見てもだ。
「シスターナナさんもだぞ」
「レオナ姫といいだろ」
叡山は彼女の名前も出した。
「そうだからな」
「それでだな」
「ああ、実際にな」
イカロスに似ている者はというのだ。
「かなり多いこともな」
「覚えておくことだな」
「そうだよ」
「そしてそれはお前もだな」
アストレアは叡山自身にも言った、彼を指差して。
「そうだな」
「おう、気付いたか」
「気付くぞ、よく聞く声だからな」
実際にというのだ。
「それぞれの世界で」
「それで誰が誰かを覚えることもな」
「大事だな」
「もう覚えてきただろうしな」
「確かにそうだな」
「こうしたことはすぐに覚えられるんだよ」
叡山はここで調理をはじめた、そうしつつさらに話した。
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