第四章 ダークサイドオブ嫦娥
第4話 三日月の塔 SIDE:I 前編
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がマックスの中へと取り込まれていく。これが勇美の真骨頂たる、神の力を借りて分身の機械に反映させてしまう芸当であった。
そして、勇美は神の力の備わったマックスに対して命令を下すのだった──スペルカード宣言という形で。
スペルカード宣言は弾幕ごっこをしている時に必要なものであり、それを行っていない今は本当は宣言など必要はないのである。
だが、勇美は敢えてそれを行ったのだ。何故なら彼女は自分を変えてくれた弾幕ごっこをこよなく愛しているからである。彼女にとっては異変解決行為全てが弾幕ごっこなのであった。
「【調符「サーチシャドー」】」
そう『宣言』すると、マックスの機械の体はみるみる内に暑い日のチョコレートの如く溶け出し、その姿は黒い流動体へと変貌していったのである。
そして、彼はその溶けた体を水晶体へと向けて飛び掛からせた。
それにより水晶体はコールタールのようなドロドロの物体に侵食される事となった。続いてその物体はその水晶体の中へ吸い込まれていった。
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